経済



子供の将来のためにも、日本はどうあるべきなのか?MMT国際シンポジウムで勉強してきました。

私は、本当に馬鹿すぎました。今までの人生を無駄に過ごしていたような気がします。なぜならまったく自分が住む日本の政治経済をわかっていなかったからです。

そこで、政治経済を一から勉強することにしました。なぜ、今さら勉強しているかと言いますと2つ理由があります。

1つ目は、日本や世界の経済状況を知らずして、自分の目標が達成できるのかという考えです。例えば物を売るスキルを上げたとしても不況でお客様の財布の紐がきつくなれば商売できません。世界的な不況が個人に与えるダメージの大きさは、バブルやリーマンショックを経験している世代ですので、痛いほどわかっています。

2つ目は、娘の存在があります。娘が大人になるころの日本が、今より絶像的になることをなんとか阻止したいのです。だからこそ父親である自分に今できることがあるのではないか、そんな想いがあります。

そこで、ダイレクト出版のワールドフォーキャストと経済科学出版の月刊三橋という月額サービスを購読することにしました。

その月刊三橋がきっかけで2019年7月16日のMMT国際シンポジウムへ行ってきました。そのいきさつと勉強してきたことについて書きたいと思います。

MMT国債シンポジウムの費用を寄付する

月刊三橋事務局よりお願いメールが来た

2019年6月14日、月刊三橋のメルマガで、MMT(現代貨幣理論)提唱者ステファニー・ケルトン教授を招いて国際シンポジウムを行うという内容のメルマガが届きました。
財務省の緊縮財政による日本の衰退に歯止めをかけるためです。だからシンポジウムの費用を寄付してほしいとのことでした。目標は最低でも700万とのことで、ハードルが高そうです。

でも私は即効で一口1万円の寄付を決めました。

なぜなら日本を良くしようと活動されている方々からの呼びかけだったからです。寄付することで、その活動を陰ながら支えることこそ、娘が生きる将来の日本のためになります。

ここで動かなきゃ可愛い娘の父親ではない!

日本が存在してなければ、夢もへったくれもありゃしない

私の給料なんて大したことありません。そのやりくりでかろうじて捻出できる小遣いは自己投資に使っています。当然その投資は、自分の夢「自分の裁量で生きていく」を叶えるためのものです。でも夢を叶えようと努力してもその先に裕福な日本がなければ、夢は叶いません。

自分の目標や夢を叶えるためには、まず日本が裕福であることが先なのです。

捨てたもんじゃねぇ

そんな信念のもとすぐに寄付したわけですが、「結局700万なんて到達しないだろう、結局数ヶ月前の自分のように経済なんて他人事と思っている方の方が多いだろうし、寒い結果で終わるのだろう。」と思っていました。ところが・・・

2019年6月23日 20:30時点で、支援者2,569 人 23,748,000 円が集まったのです。

奮えました。目標をはるかに超える寄付金が集まってるではありませんか。なんとかしたいという人がこんなにたくさんいたのですね、胸が熱くなります。

選挙のときだけ国民のためだといい、選挙に当選すれば国民をATMのように扱う今の政治家どもに、こういう結果を見ていただきたいものです。

数日後、寄付した私にMMT国際シンポジウムのお誘いがきました。政治経済に関するシンポジウムなんて、40歳すぎまで無縁でしたが、自分の意識を変えるためにも行くべきでしょう。もちろん仕事でしたが、有給取って行くことにしました。

MMT国際シンポジウム

さて2019年7月16日ですが、会場の衆議院第一議員会館に到着し、会場の座席に腰を下ろして見渡してみると、年代は中高年の方が多く、性別は女性より圧倒的に男性が多いことに気づきます。

政治経済は男性の方が関心があるのでしょうか。こういう体験をすると老若男女平等にすることの難しさを感じます。とういうかある部分は男性が優位、女性が優位というのがあって当然かもしれません。ただ、女性だけが不利という世の中でなければいいのかなと思います。

さてプログラムですが、こんな感じです icon-hand-o-down

■プログラム
■第一部
藤井聡教授(京都大学教授) 講演「MMTに基づく日本経済政策論」
岡本英男教授(東京経済大学学長) 講演「現代貨幣理論(MMT)の思想的源流」
松尾匡教授(立命館大学教授) 講演 「反緊縮経済諸理論の中のMMT」
質疑応答
■第二部
ステファニーケルトン教授講演
質疑応答

途中からちんぷんかんぷんでした。住む世界の違いを感じます。

質疑応答の時間があったのですが、参加者の質問がハイレベルなのです。普段から経済の勉強をしているような方々ですから、私なんかと違って抽象度が高いです。ああいう場で質問ができるのも素晴らしい。

それともう一つ、同時通訳がレベルが高くて化け物クラスでした。正直同じ人間だとは思えません。

MMT(現代貨幣理論)を勉強してわかってきたこと

事前に予備知識がありましたが、MMT国際シンポジウムに参加し、藤井教授、岡本教授、松尾教授、ステファニー・ケルトン教授の講演を聞いて、MMT(現代貨幣理論)について押さえておきたいことが3つあることがわかりました。勉強したことをアウトプットしたいので可能な限り解説は自分の言葉で書きたいと思います。

まず一つ目。

①自国通貨建ての国債を発行している政府は財政的な予算制約に直面することはない。

少し難しい表現ですが簡単に言うと、日本円建ての国債しか発行しておらず、円を発行できる日本政府が円の借金が返済できなくなり財政破綻することはないとのことです。

財務省のHPも確認してみましょう。

このように、財務省も「自国通貨建ての国債のデフォルトは考えられない」と言ってます。

もし、私が借金する場合、制限なくお金を借りられるかというと・・・無理ですよね。信用の問題もあるし、お金も返せなくなる可能性が高いからです。お金の利用者であり、発行者ではない私の借金は、破綻するかもしれないという注意が必要です。

でもお金の発行者である政府の借金は、どうでしょうか?

発行者の借金は、お金の利用者の借金と同じように考えてはいけないのです。発行者は、お金を発行して借金を返すことができるからです。さっきの例で言えば、もし私がお金を発行することができるなら、再現なく借りることができます。破綻しないのです、お金を発行できる限り。

よって、財政破綻しないのに財政破綻を理由にデフレ状況で増税する日本はおかしい国なのです。じゃあ、財政破綻しないなら、政府は借金を増やして無制限にお金を発行すればいいのか?という疑問が生まれます。

②すべての経済は、生涯と需要について実物的あるいは環境的な限界がある

これも難しい表現ですが、簡単に言えば国債の発行や財政出動はインフレ率という制約があるということです。インフレ率を制約にするという表現の方が正しそう。

つまり、無制限にお金を発行できるわけでなく、インフレには注意しなくてなりませんよということです。

そりゃそうです。

物を生産する力が10個しかないところに、いきなりお金をくれてやるからプラス10個(合計20個)作れと言われても、作れるわけがないのです。お金を貰ってもできないものはできない。

会社で働いていて似たようなことありませんか?

できないと言ってるのに需要が生まれたからやれやれと言われ仕事が増えるケースです。頭にきますでしょう。だったら人を増やせ、設備を充実させろって思うはずです。

言われたとおりに人を増やしたところで、育つまで時間がかかります。でも育てば、生産能力は上がり、楽できるようになることを経験されている方も多いと思います。時間がかかってしまいますがね。

まとめると、財政破綻しないからといって、生産能力を大幅に超えるような貨幣の発行はやってはいけない。そして、生産能力があがり国民の所得が増えてから増税したり緊縮財政したりすればいい。ということです。

私の今までの常識が壊れた瞬間です。本当に?と思いますが、MMT国際シンポジウムではそういったことを根拠を示しながらわかりやすく理論的に教えてくれました。

財政破綻しないから借金を増やしてよく、インフレ率をターゲットに借金を増やして需要を埋み生産性をアップさせていけばいいのはわかった。

でも本当に政府は赤字のままでいいのでしょうか。できれば政府の赤字は解消した方がいいのではないでしょうか。そんな疑問もあります。

③政府の赤字は、非政府(国民)の黒字

お金は貸し借りの記録だそうです。「どういうこと?」と思いましたか?詳細は、後程紹介する動画でご確認ください。

貸し借りの記録ですから、誰かのプラスは誰かのマイナスです。私が友人から10万円借りたら、私はプラス10万円で黒字、友人はマイナス10万円で赤字です。ここはわかりますね。これを記録しておけば、債務と債権がはっきりします。その場にお金がなくてもいいのですね。通帳のやりとりだけでお金を動かせます。誰かが黒字で、誰かが赤字必ずそうなります。

同じように、政府が増税し黒字になるなら、国民は赤字になります。逆に政府が赤字なら、国民は黒字です。

お金を発行できる政府赤字でお金を発行できない国民が黒字なのは健全と言えるのではないでしょうか。なぜなら国民が生活できるのですから。
一方、お金を発行できる政府が黒字で、お金を発行できない国民が赤字なのは異常なことではないでしょうか。なぜなら国民が生活できないからです。

日銀が、銀行から国債を買い取ってしまったら、政府は返済も利払いも必要ではなくなります。なぜなら政府と日銀は統合政府だからです。親会社が政府で子会社が日銀を考えるとわかりやすいです。親会社と子会社のお金の貸し借りや利払いは連結総決算のルールにより相殺されてしまうからです。

なお、参考までにですが日銀の国債所有状況は、以下の資料から確認できます。

ここ数年で、保有率が46%になるまで日銀が国債を買い取ってます。政府はその日銀に対し借金返済不要です。ということは政府の借金問題は解決してしまってますよね。

このような主張から、2019年10月の消費増税は凍結すべきであり、消費税そのものも20年以上デフレ経済の日本では廃止してもいいくらいだという理屈は理解できます。

えらそうに書きましたが、ここまでが最近MMTを勉強してわかったことです。

MMTは動画で学べ

MMTとは?

さて、先ほどから何度も登場しているMMTに関してですが、知らない方も多いでしょう。わかりやすい動画ありますので、ご興味がある方はご覧ください。

三橋さんのわかりやすい解説動画です。お金は貸し借りの記録だとか、政府は赤字でよいとかの根拠がわかります。

MMT国際シンポジウムのステファニー・ケルトン教授とマスコミの質疑応答動画です。ケルトン教授の説明もわかりやすいですし、サラッと皮肉を言っているのが素敵です。

ステファニー・ケルトン教授と三橋さんの対談動画はこちらです。

他にもたくさんありますが、MMTを勉強するなら三橋さんや藤井聡教授の動画がおすすめです。

MMTの勉強から活かせること

非力な人間

月刊三橋を購読し、MMTを勉強して思ったのですが、少なくとも今の与党の政策を国民は許してはいけないということです。20年以上デフレを脱出できていないのですから。

MMTは批判記事もかなりありますが、その理論の良い悪いの判断は別にして、平成30年間がうまくいっていないのですから、今は何か違ったことをやらなくてはいけないときだと思います。ソリューションフォーカス・アプローチの3つの公式にもありますよね。うまくいかないなら違うことをせよと。

そして、娘のために日本を変えたいと思っても、悲しいことに私の力はたったの1票程度。日本を変える力がない非力人間です。だから2019年7月の参議院選挙は与党に勝たれてしまいました。

日本は、不思議な国ですね。自分たちを苦しめる政府を支援するのですから。でもね、まだあきらめません。もっともっと勉強して1票が100票に値するくらいの力をつけてみせます。

無能な人間

MMT国際シンポジウムに行って思ったのですが、見るからに私が一番レベルが低い人間でした。オーラがからして周りの人と違います。「こんなん人間が来てすみません」そんな感じで肩身がせまかったです。

化け物のようなスーパー同時通訳、私より背筋がしっかりした若いシンポジウムのスタッフたち。大勢を前にスーパー頭脳を疲労するエリートな教授の方々。どの方も私とは天と地ぐらいの差があります。

「悔しい。今まで自分は何をしていたのだろう。知識の面でも仕事の面でも何一つ私がすぐれたものはない。」本当にそう思いました。

会社で同僚に愚痴を言ってる場合ではありません。日本をどうしようかと戦っている人が目の前にいるのを見て、自分の悩みのくだらなさ、小いささを思い知りました。

でも悲観的ではありません。おかげで思い出したことがありますので感謝してます。「抽象度を上げて考えることは、問題解決につながる」ということを。

日本をどうするかと悩んでいれば、目の前のチームをどうするかなんて悩みは小さい小さい。気にならなくなってきます。また日本をどうするかと考えたとき、実はチームをどうするかにつながったりします。

先に与える

例えば、MTTでは財政出動が先、税徴収が後、そんな風に教えてくれますが、この理論は、家庭にも応用できる気がしました。

どういうことか?

我が家は娘の勉強回数をポイントにしてまして、ポイント数により娘の小遣い額が決まっています。頑張れば頑張るほど多く貰える仕組みになってますが、頑張らなかったら、少なくなります。

この少なくなったときですが、娘が少ないことに納得してしまったら、それで終わりなのです。次月なったら、少なくていいから勉強しないという方向に倒れてしまうのです。実際そうなったときもあります。

安定して継続的に勉強してほしい父親としては、その点について頭を悩ませていたのですが、ステファニー・ケルトン教授の「財政出動してお金を与えるのが先、税徴収が後」を聞いて閃きました。親の私が政府のような役割をして先に財政出動し、娘の生産性を生んであげるのです。

例えば勉強するごとにスタンプを与え、ある一定数スタンプが揃っていないとお小遣いをあげないという作戦です。あるいは、お金で効果がないのなら、スマホです。娘はスマホを欲しがっていますので、最初にスマホを与えて勉強しなかったらスマホを取り上げる。

試してみなくてはわかりませんが、これって結構効きそうな気がしますね。先に利益を得て後から取り上げられるなんてキツいですからね。

こういうアイデアが浮かぶと、やはり抽象度の高いものの学習は大人になってからでも必要だと思います。たとえ非力でも、無能でも、学べることはありますし、それを自分の生活でいかせるのです。

そして、8月末は藤井厳喜のワールドフォーキャストがきっかけで行くことになった、J-CPACです。私なんかよりはるかに優秀な方から、どんなことを学べるか、今から楽しみで仕方ないのです。

ワールドフォーキャストへGO

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