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コーチング要素が詰まったフセン術で頭のもやもやをスッキリさせよう!

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「最近、仕事がうまくいかなくて上司に怒られてばかり・・・」「将来どうなるんだろう。いつも不安感がある。」「言いたいことがあるんだけど、うまく言えない。」こんなこと、誰にだってよくある話ですが、その原因は何でしょうか?

もし、原因がわからないのだとしたら、頭がもやもやしてすっきりしないのではないでしょうか?

頭もやもや感の原因が病気でしたら医者に診ていただくしかないのですが、思考の問題でしたらこちらの本を一読すると解決するかもしれません。

コーチングと付箋術を組みあわせた解決事例が豊富な「フセンで考えるとうまくいく」です。

フセンで考えるとうまくいく

頭の中はゴミだらけ?

頭がもやもやするとき(病気以外のケース)、どうしてますか?

よくありそうなのが、「放置したまま過ごす」かと思われます。
でもそれは、当たり前のことでして、多くの人が自分が思っている以上に忙しい日々を過ごされているからです。頭のもやもやを解消するために、ゆっくりと考える時間などあるわけなく、十分な睡眠時間がとれるとは限りません。また、テレビやインターネットなどで、日々インプットされる情報量もかなり数であり、整理している暇がないのではないでしょうか。

あるいは、頭のもやもやを整理しようとして「ノートに書く」というケースもあるかと思います。
「ノートに書く」は、私がよくチャレンジしたことではありますが、うまくいったためしがありません。というのも、ノートを前にすると何を書いていいのかわからなくなるのです。ノートが悪いのではないかと種類を変えたことがありますが、1ページ目に何か書いてそのまま引き出しの中に眠ってます。はっきりいってノートが可哀想で、そんな自分が情けなくなります。

このようなことを繰り返すせいで、頭の中はゴミだらけです。

そして、結局のところ、頭のもやもやはずっと続き、お時間様に解決していただくしかない状態になるのです。そして残念なことに頭のもやもや解消を先延ばししたせいで、解決したことによる自分の成長という機会を逃しているのも事実。

困ったものです。頭のもやもやを解決するにはどうすればよいのでしょうか。

頭のゴミを吐き出す付箋の活用

そこで登場するのがフセンの活用です。

フセンについては、仕事で軽くメモする以外に使ったことがありませんでしたので、本書を読み驚きました。フセンは、私が思っている以上に潜在能力が高く、さまざまな活用ができるのです。工夫次第でコーチング効果がある使い方ができるのもわかりました。

そんなフセンですが、何がよいのでしょうか? 本書(P24)以降に、以下のように書かれてます。

①誰でもすぐにはじめられる
②モヤモヤしたままの状態で始められる
③ワンフレーズで書き出しやすい
④はがして動かせる
⑤簡単に差し替えたり、移動したり、捨てたりできる
⑥カラフルで感情を揺さぶってくれる

もやもやしたままの状態で始められるというのは、なるほどと思います。

たしかに「モヤモヤ」したことを紙やノートに書くのが面倒なときがあります。そんなときは、フセンの利便性に頼ればいいわけです。しかも、単語レベルで書けばよいため、書くという行動のめんどくさいハードルが低くなります。

しかし、書き出すだけでは、もやもやが解決したとは言えません。書き出しはもやもやが見える化しただけです。見える化だけならこの本を読む必要はありません。求めているのはもやもやの解消なのです。

コーチングとしての付箋活用術

 

本書はフセンを活用したノートの使い方ではなく、「問題解決」としてのフセン活用術が紹介されております。その点が、よくあるフセン術と一線を画していると私は考えております。
それはそうでしょう。著者の平本あきお氏はメンタルコーチです。コーチングの観点からフセン活用術を考案しているため、読みやすいわりには、幅広く奥深い内容になってます。

本書のフセン活用術は、次の5つの問題に対する解決策を紹介されています。

①整理:頭と心をスッキリさせる(5)
②発見:本当の自分の想いを知る(5)
③協力:周りの人を味方につける(3)
④計画:自分らしいやり方を探す(5)
⑤行動:心のブレーキをはずす(4)

ご覧のとおり、フセン活用術のアイデアが、22個(上記括弧内の合計数値)もあります。自分の身近な5つの問題について、わずか数百円のフセンを使うことでコーチング効果を得ながら解決する方法があるなんて、良い時代になったものです。

紙に書くのが面倒な方は、本書の方法を試してみるのもよいかもしれません。あるいは、同僚や部下指導時にさらっと活用すると、頭のいい人と思われるかもしれませんよ。

世の中のどんな成功法則が素晴らしいか

「なるほど、ノートに書くよりフセンの方がよいのか」こう考えるかもしれません。でもそうとも言えないのです。本を読むと見過ごしがちなあとがきに、素晴らしい説明があったので長くなりますが引用いたします。

世の中には、たくさんの「成功法則」があります。
代表的なものをいくつか挙げてみましょう。

①決断大量行動型・・・目標以外をバッサリ切り捨て、「決断」し実現するまで「大量行動」をとり続ける
②人生ミッション型・・・この世に生まれた使命に目覚め、そのために全力を傾け、生涯を捧げる
③ワクワク情熱型・・・情熱を感じること、好き・得意と感じることにワクワク夢中になり、没頭する
④今ここ型・・・「今ここ」100%生き切れば、おのずと幸せは向こうからやってくると信じて生きる
⑤他者応援型・・・何よりもまず人の夢を先に応援することが成功への近道と捉え、人の夢の実現をサポートする
⑥引き寄せ型・・・「~したい」=「本当は~でない」現実を引き寄せている。だから、「もうすでに~である」と、すでに実現した自分として毎日を生きる
⑦スピリチュアル型・・・大きな存在とつながり、魂の声に従って生きる

どれが「最も素晴らしい成功法則」なのでしょうか? 答えは「どれも素晴らしい成功法則」です。なぜなら、人それぞれ違うからです。
実際、私は①~⑦それぞれの法則で、成功している人を知っています。
では、あなたにとっては「どれが最も素晴らしい成功法則」なのでしょうか?
実は、答えは1つではないのです。なぜなら、あなたの時期によっても違うからです。昔は①の「決断大量行動型」で生きているのが向いていたけれど、今は③の「ワクワク情熱型」がしっくりくる・・・そんな場合もあります。
大事なのは、「今のあなたにとって、どんなやり方がいちばんいいのか?」ということ、それを探すための方法が、この本で紹介したフセン術です。
ただし、「成功法則」は違っていても、成功している人が必ずやっていることがあります。
それは、自分自身を認め、ねぎらい、励ましてあげること。
そして、自分を認める言葉、自分を励ます言葉を自分にかけてあげること。

「フセンで考えるとうまくいく(P216~218)」

「自分はこの方法では駄目だから、こっちの方法だ」ではなく、「自分は今はこの方法では駄目だから、こっちの方法だ」ということ。

ですから、あれも駄目だこれも駄目だと様々な成功方法を試していることを卑下する必要はありません。その方法が今は合っていないだけかもしれないからです。したがって、せっかく学んだ成功法則をいつでも使用できるようにノウハウを自分の中に貯めておきまよう。

このあとがき文を読んだとき、私が過去、無駄に溜めてしまったノート達は、「使用するタイミングが悪かっただけかもしれず、自分を無能と思う必要はないのかも」と自虐的だった自分を許せる気がしました。

「フセンで考えるとうまくいく」まとめ

フセン活用で人生が変わる

本書ですが、1ページだいたい500文字で約220ページです。大人の平均読書速度が、600~800/分くらいだとすると、大体3~4時間くらいで読み終わってしまうと思います。実際に、図が多いこともあり、私は通勤時間や休憩時間を使って1日で読み終わりました。

意外とあっさり読み終わるので、もしかしたら内容が薄いと感じるかもしれません。しかし、どちらかというとアプトプットしてこそ良さがわかる本だと思いますので、ダラダラと読み終わるまで時間がかかるよりかは、よいのではないでしょうか。

お子様がいる方には、教育にもいいと思います。本書のような付箋の使い方を、子供が覚えてしまったら、問題解決に長けた大人として育ってくれるかもしれません(少し大げさかな)。

コーチング要素が詰まったフセン活用術を身につけで、仕事、勉強、スポーツなど、さまざまな問題を整理したり、目標達成に使えたり、誰かのサポートしたりと、人生の何かが変わっていくようになれば幸いです。

 

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