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40代で自己肯定感を高める?錆びた大人では手遅れではないか?

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私は錆びた大人です。チャレンジせずあきらめても、言い訳が達者になったおかげで普通に生きています。別に恥とは思ってません。

しかし、若くして成功し自信満々な人を見ると、不思議でしょうがないです。すぐあきらめる私からしたら、別次元の人間にみえてしまうのです。

自信とは、「自己肯定感+自己効力感」と聞いたことがありますが、40代になって、今さら自己肯定感を高めるなんて、無理でしょう。

ところが、今回紹介する書籍にはこう書かれてます。

自己肯定感は、誰でもいつからでも高められます。

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート(P7)

本当に高まるのでしょうか?
読んでみると、「なるほど!だからか。」と思えるところがありました。さっそくみてみましょう。

 

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート

自己肯定感とは?

まず、自己肯定感とは何かをはっきりさせたいと思います。本書では次のように語られてます。

自己肯定感とは、「自分が自分であることに満足でき、自分を価値ある存在だと受け入れられること」です。

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート(P22)

自分を価値ある人間だなんて、とても思えません。そう思う必要あるのでしょうか。

自己肯定感が低いと何が問題?

自分を価値ある人間と思えない状態、つまり自己肯定感が低いとどうなるのでしょう。

自己肯定感が低くなった状態を放置しておくと、どのようなことが起きるのでしょうか。
いきなり立ち直れないようなダメージを受けるということはありません。しかし、自己肯定感が低いままでいると、あなたは「自動思考の罠」と呼ばれる負のループに、じわじわとしかも確実に陥ってしまう可能性があるのです。
そうすると、あなたが新しいことにチャレンジしようと思っても、「どうせまた失敗する」とすぐに自分で行動にブレーキをかけてしまいます。後ろ向きな判断で行動が消極的になり、判断の基準も低くなり、セルフイメージも低下し、自分や周囲に対するネガティブな感情が高まり、人生そのものが低空飛行をし続けてしまうのです。

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート(P45)

わかりやすく言うと説明では、以下のようになるとのことです。

①過去の失敗にこだわり、次の一歩が踏み出せなくなる
②他人と比較し、劣等感を覚え、自己否定してしまう
③いつも「できない」と思ってしまう
④周囲への依存度が強くなってしまう
⑤誰かのために頑張ることができない

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート(P46~50の見出し)

まったくもって私のことです。
私の中に「計画する私」と「実行する私」がいます。
「計画する私」が、「よしやるぞ!」と決めても、「実行する私」が「できない」と、あきらめてしまうことがよくあります。「実行する私」は、自己肯定感の低さを言い訳にして行動しません。
そこで「計画する私」が、自己肯定感を高めたいと思っても、具体的にどうやって高まるのかよくわかりません。そうやって負のループを過ごして錆びれた人間になったわけなのです。

自己肯定感が低いのが悪いかどうかはわかりません。ただ、私のように納得できない人生を送っている原因が自己肯定感の低さが原因だとしたら、なんとかしなくてはなりませんね。

セルフトークって、自己肯定感を高めることができるの?

よく聞く自己肯定感を高め方で、「鏡に向かって自分に対して肯定的なセルフトークする」というのがあります。こんなんで、本当に自己肯定感を高める効果があるのでしょうかねぇ。

「いやあ、鏡向かって自分をほめていたら、自信がつきました」と成功者に言われても、「ほんまかいな」と疑ってしまいます。なぜなら、本当に鏡に向かって自分をほめていたかどうか確認できないからです。そもそも、私自身、鏡の前のセルフトークを試したことがありますが、すぐやり忘れてしまいます。セルフトークなんてそんなものではないでしょうか。ですから、セルフトークだけで自己肯定感が高まるとはとても思えないです。

しかし、本書の方法は、セルフトークではありませんでした。

自己肯定感を高めるノート

自己肯定感は6つの感でつくられる

自己肯定感とは、「自分が自分であることに満足でき、自分を価値ある存在だと受け入れられること」だと最初に書きましたが、これだけでは非常に抽象的です。
しかし、本書は自己肯定感を6つの感として説明されてます。自己肯定感の書籍で下記のように分類したものは読んだことがなかったため、感心してしまいました。

1・自尊感情・・・自分には価値があると思える感覚(BE)
2・自己受容感・・・ありのままの自分を認める感覚(OK)
3・自己効力感・・・自分にはできると思える感覚(CAN)
4・自己信頼感・・・自分を信じられる感覚(DO)
5・自己決定感・・・自分で決定できるという感覚(GO)
6・自己有用感・・・自分は何かの役に立っているという感覚(YOU)

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート(P34)

自己肯定感を高める方法①:自己肯定感チェックシート

本書「書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート」の、P43の自己肯定感チェックシートに回答すると、上記6つの感のうち、自分はどの感が低いかわかります。自分はどの感が弱いのか知ることで、何をすればよいかがわかります。このロジックは素晴らしいです。

では、具体的にどのようにして自分の弱い感を高めていくかみてみましょう。

自己肯定感を高める方法②:自己肯定感ノート

それは、紙に書くことです。まずは、紙に書いていくことが大事。頭の中でぐるぐるした状態だと、負のループ状態になってしまうからです。紙に書くことで次の3つの効果が期待できます。

〇書くことの”3つの効果”で自己肯定感が高まる

①アウトプット効果:自己表出
モヤモヤした感情やネガティブな思いなどを書き出すことで、考えが整理され、自分の今の状態を知ることができます。これは将来への計画や夢など、ポジティブな思いでも同じです。書いてアウトプットすることが自己表出となり、ネガティブだった気持ちを立て直すきっかけやポジティブなとり組みに踏み出す勇気を与えてくれます。

②見える化効果:可視化
ノートに書き出した言葉、文章はあなたの中から出てきたものですが、記された時点で距離が生じます。つまり、いいことも悪いことも客観視して、受け止めることができるようになるのです。この作業により、ほんとうは嫌いなこと、ほんとうはやりたいことなど、自分の進みたい方向もわかってきます。

③インプット効果:記憶化
手を動かし、書き記す間、脳は活発に動いています。書かれた内容を目で見て確認することで、記憶に深く定着されます。その結果、書く行為はあなたの脳や潜在意識に強く働きかけ、その後の行動や考え方を変えるきっかけとなるのです。それはなりたい自分を書き換える作業にもなります。

本書では、書くことのこの3つの効果を使い、自己肯定感を高めていきます。

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート(61~62)

多くの人に当てはまると思いますが、他人の問題はよく見え的確なアドバイスができても、自分の問題となると、まったく見えておらず解決できないことがあると思います。それは、おそらく、問題解決のコツは「問題の見える化」だからでしょう。自分の問題を紙に書くと問題が見える化されるため、客観視できるようになります。だから紙などに書くのは効果的です。

このように本書は、自己肯定感を6つの感ごと分類し、それぞれを高めるための専用ノートがあり、ピンポイントで自分の弱い感を高めることができます。その点がセルフトークすれば自己肯定感が高まるという理論と一線を画していて、本書の魅力あると思います。

自己肯定感を高めるワーク、習慣化できるか?

しかし、実際にこと紙に書く行為はかなり面倒です。それだけで挫折の予感がします。
しかし、私のような錆びた大人が自己肯定感を高めたいなら、自分の弱い感情を高めるノートを書いてみるべきなのです。毎日書いていれば習慣化するかもしれません。ただし、自己肯定感ノートに書けないことで、自己肯定感が下がってしまうなら書かない方がいいかもしれませんが、、、

まとめ

 

自己肯定感ノートなら錆びた大人でも手遅れではない

40代すぎでも自己肯定感が高められる理由。それは自己肯定感の6つの感うち、自分の弱い感を強化する専用ノートを書くことで紙に書く3つの効果が期待できるからでした。抽象的ではなく具体的な方法論が確立しているのが本書の魅力です。私のように錆びた大人でも自己肯定感を高められる可能性があります。

しかしながら、日々忙しいと、専用ノートを書き続けるのも大変です。それでも、お試しに『スリーグッド・シングス』をやってみるとよいと思います。1日3つ「今日のよかったこと」を書くという自己受容感を高めるためノートですが、簡単です。(下の画像は本書の巻末の付録から引用したものです。)

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実践してみると、なかなか「良いこと」3つも書けないものです。自分を肯定的に見ていないことがわかります。納得のワークです。

自己肯定感を高める方法を模索されている人は、まずは本書の自己肯定感ノートを書くことから始めてるとよいと思います。

ちなみに私は自己肯定感ノートは休んでます。休んでるだけですよ。
めんどくさくて書いていないわけではないですからね。

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