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『会社員』か『会社長』か、『エリート』か『凡人』かに関係なく、自分には価値があるはずです。
しかしながら、悲しいことに自分の価値など自分ではよくわからないものです。ゆえに、人生の目標も目的もやりたいこともよくわからないのです。
だからこそ、自分の価値を知るためなら、たとえ高額であったとしても、自己啓発セミナーや講座に大事なお金を使うことができるのでしょう。しかし、そんな他人のノウハウで自分の価値を知り、目標が見つかった人はどれだけいるのでしょうか。主催者の養分になってるだけの気がします。
苦労しながら稼いだお金を大きく使う前に、数千円の書籍で自分の価値がわかるならその方がありがたいです。
そこで今回は、「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」と「きみの人生に作戦名を。」の2冊を紹介したいと思います。
目次
自分の価値を別の言い方に表現できる2冊の書籍
これから紹介する両書籍とも、自分の過去から自分の中にある価値を見い出し、別の言い方に変換することができる方法が提示されていて、紙に書くワークがあるのが共通点です。
自分の価値を自分を売り出す言い方にする7STEP
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さわらぎ 寛子 大和書房 2019年02月21日頃
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まず一つ目の書籍が「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」です。
どんな本であるか? はじめにから著者:さわらぎ寛子氏の言葉を引用しましたので読んでみてください。
この本では、「自分の価値を見つけ」て、それを「相手が求めるものに変換する」という方法で、まだ自分のウリや強みがわかっていない人でも、「自分を売り出す1行」が作れるように構成しました。ワークをやっていく中で、「誰に」「何を」「どうやって」伝えればいいかが身につきます。
今すぐ自分を売り出す1行を作れ(P6)
補足しますと、「自分を売り出す1行」を創るには、7STEPのワークを行います。簡単にノウハウを得たい人が大嫌いなワークです。少し頑張れば、自分の力で自分の価値を見つけて自分のキャッチコピーを作ることができます。
内容は、さわらぎ氏対4人のセミナー参加者の対話形式で進んでおり、私個人としての良い点悪い点は以下です。
【良い点】
対話形式で読みやすく、立場の違う4人が自分の言葉を創っていく様子は、自分にもできそうと思わせてくれます。多分誰でもできると思います。
【悪い点】
4人の対話形式のため、読むテンポがよくない。読み手の気持ちとしては次にいきたいのに、まだ次にいかない。このあたりは好みかもしれません。
自分の過去を無駄にせず見事に活かすことができるのは素晴らしいです。個人的に、さわらぎ氏の本はわかりやすく言いたい事がはっきりしていて好感を持ってます。
自分を売り出すキャッチコピーがわからない起業家、自分は何ができるかわからなくて社畜に甘んじている有能な方は、高額セミナーなど受講する前に是非読んでほしい一冊です。
巻末にワークシートがあるので、チャレンジしてみるといいでしょう。
自分の価値を見出し作戦名にする9マス思考法
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梅田悟司 日経BP 日本経済新聞出版 2022年10月26日頃
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次の書籍が「きみの人生に作戦名を。」です。
本書は、自分の中に眠っている見えない一貫性を見出すための具体的な方法を、「9マス思考法」という枠組みを用いることで、追体験できるように構成されている。
~(中略)~
本書は、あなたの中に蓄積されている言葉にならない思いを、言葉にするための方法を提示するための書籍である。自分の中にある大切なものに言葉を通して気づき、自分らしく生きるきっかけを、作戦名の検討を通して、自らの力で生み出すための書籍である。この一冊を読み終え、人生の作戦名が生まれたとき、少しでも未来を明るく捉えられるようになることを、ここに約束する。きみの人生に作戦名を。(はじめにP5~8)
補足しますと、「9マス思考法」というツール使って、自分の中の一貫性を見出し、価値観の3階層というフレームをワークを使って、誰の役に立てるかを明確にします。
ポイントは、ここでいう「一貫性」が行動の一貫性ではなく、信念の一貫性であることです。たとえ行動がバラバラであっても、信念は一貫したものがあったのではないか、その信念こそが自分軸であり作戦名の土台になるわけです。
読後の感想としては以下のとおりです。
【良い点】
作戦名という考え方が素晴らしい。自分の生きざまを言語化する本なので「自分のキャッチコピー」「自分の作戦名」と言葉を比較すればわかるように、作戦名の方が重みがあって、本書のテーマに相応しいネーミングです。さすがコピーライターですね。
【悪い点】
著者:梅田悟司氏の文章は「言葉にできるは武器になる」もそうでしたが、話が長くて何が言いたいのかわかりづらくモヤモヤします。今回もちゃんと理解できているのか自分でもわかりません。
せっかくよいツールを使っているのですから、作戦名の作り方を説明する章は、丁寧な説明かつまとめてほしいです。余計な話があるせいで、何がなんだかわからなくなります。
著者:梅田氏はT字思考法や9マス思考法など、非常に使いやすそうなツールを売りにしてるので、文章のまわりくどさが気にならない人は、読んでみるといいでしょう。
とくに本書のワークをやれば、自分が一生をかけて何を大事にしてきたか、これから自分が人生で何をやりたいかがわかるかもしれません。
まとめ
自分の価値は他人が決める。それ、や~めた
今回は、自分の価値を人の役に立つ言い方に変換し、キャッチコピーを作れる書籍を紹介しました。
自分のキャッチコピーは、ターゲットが変われば、別のキャッチコピーに言い換えることもできます。自分の根っこの想いを変えることなくです。そのワークも、「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」にあります。この本は凄すぎます。今どきの書籍は優秀ですね。
1日時間を作ることができ、自分の歩んできた人生に振り返ることができるなら、数千円の書籍でやりたいことが見つかり、キャッチコピーが作れます。高額セミナーに行かなくてよしなのです。
しかしながら、なぜかワークの時間を捻出できません。セミナーや講座を受講する時間やお金は捻出できるのに何故でしょう。
めんどくさいからでしょうか? いや、めんどくさいというより自分に甘すぎるのが原因でしょう。セミナーや講座は、お金を使ったから必死になれるし講師がいるおかげでやらざるを得ない気持ちになります。結局、そこまで追い込まないと活動できないくらい自分の未来なんて心配ではないのです。毎日何かしら、「今」やらなくてはならないことを優先しているせいでもあると思いますがね。
しかしながら、結局は時間が経過すると自分でやらないことが駄目であると思い知らされるのです。我が人生、そんな無駄の繰り返しばかりですので、いつまでも凡人のままなのです。ならば、振り返りの大事さに気づいた段階で、さっさと自分の価値をみつけるワークをやってしまうしかないですね。
時間がないですが・・・。
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