自分が会社員か会社長かに関係なく、エリートか凡人かに関係なく、忘れてはいけないことがあるとしたらその一つは、自分の価値を知ることだと思うのです。
しかしながら、悲しいことに自分の価値を知らない人は多いのです。私なんか自分の価値などまったく知らないし、わかりません。自分の価値を知らなければ、自分の目標も目的もやりたいこともわかりません。
だからこそ、自分の価値を知るためなら、高額であっても、セミナーや講座に大事なお金を使います。しかし、考えてみてください。そんな他人のノウハウで自分の価値を知り、目標が見つかった人ってどれだけいるのでしょう。むしろ、主催者の養分になってるだけの気がしますね。
ならば、大変な想いをしながら稼いだお金を大きく使う前に、数千円の書籍を読んで自分の力で自分の価値を知ってみるのもありなこと。
今回は高額セミナーに行く前に読んでおきたい本をを紹介します。その書籍は、「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」と「きみの人生に作戦名を。」の2冊です。
両書籍とも、自分の過去から自分の中にある価値を見い出し、別の言い方に変換することができる方法が提示されていて、紙に書くワークがあります。
目次
自分の価値を別の言い方に表現できる2冊の書籍
自分の価値を自分を売り出す言い方にする7STEP
まず一つ目の書籍が「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」です。
どんな本であるか? はじめにから著者:さわらぎ寛子氏の言葉を引用しましたので読んでみてください。
この本では、「自分の価値を見つけ」て、それを「相手が求めるものに変換する」という方法で、まだ自分のウリや強みがわかっていない人でも、「自分を売り出す1行」が作れるように構成しました。ワークをやっていく中で、「誰に」「何を」「どうやって」伝えればいいかが身につきます。
今すぐ自分を売り出す1行を作れ(P6)
補足しますと、「自分を売り出す1行」を創るには、7STEPのワークを行います。簡単にノウハウを得たい人が大嫌いなワークです。少し頑張れば、自分の力で自分の価値を見つけて自分のキャッチコピーを作ることができます。
内容は、さわらぎ氏対4人のセミナー参加者の対話形式で進んでおり、私個人としての良い点悪い点は以下です。
【良い点】
対話形式で読みやすく、立場の違う4人が自分の言葉を創っていく様子は、自分にもできそうと思わせてくれます。多分誰でもできると思います。
【悪い点】
4人の対話形式のため、読むテンポがよくない。読み手の気持ちとしては次にいきたいのに、まだ次にいかない。このあたりは好みかもしれません。
自分の過去を無駄にせず見事に活かすことができるのは素晴らしいです。個人的に、さららぎ氏の本はわかりやすく言いたい事がはっきりしていて好感を持ってます。
自分を売り出すキャッチコピーがわからない起業家、自分は何ができるかわからなくて社畜に甘んじている有能な方は、高額セミナーなど受講する前に是非読んでほしい一冊です。
巻末にワークシートがあるので、チャレンジしてみるといいでしょう。
自分の価値を見出し作戦名にする9マス思考法
次の書籍が「きみの人生に作戦名を。」です。
本書は、自分の中に眠っている見えない一貫性を見出すための具体的な方法を、「9マス思考法」という枠組みを用いることで、追体験できるように構成されている。
~(中略)~
本書は、あなたの中に蓄積されている言葉にならない思いを、言葉にするための方法を提示するための書籍である。自分の中にある大切なものに言葉を通して気づき、自分らしく生きるきっかけを、作戦名の検討を通して、自らの力で生み出すための書籍である。この一冊を読み終え、人生の作戦名が生まれたとき、少しでも未来を明るく捉えられるようになることを、ここに約束する。きみの人生に作戦名を。(はじめにP5~8)
補足しますと、「9マス思考法」というツール使って、自分の中の一貫性を見出し、価値観の3階層というフレームをワークを使って、誰の役に立てるかを明確にします。
ポイントは、ここでいう「一貫性」が行動の一貫性ではなく、信念の一貫性であることです。たとえ行動がバラバラであっても、信念は一貫したものがあったのではないか、その信念こそが自分軸であり作戦名の土台になるわけです。
読後の感想としては以下のとおりです。
【良い点】
作戦名という考え方が素晴らしい。自分の生きざまを言語化する本なので「自分のキャッチコピー」「自分の作戦名」と言葉を比較すればわかるように、作戦名の方が重みがあって、本書のテーマに相応しいネーミングです。さすがコピーライターですね。
【悪い点】
著者:梅田悟司氏の文章は「言葉にできるは武器になる」もそうでしたが、何を言いたいのか読んでいてモヤモヤしますし、理解するまで非常に悩まされます。今回もちゃんと理解できているのか自分でもわかりません。
せっかくよいツールを使っているのですから、作戦名を作り方を説明する章は説明に集中してほしいです。余計な話が入ってくるせいで、何がなんだかわからなくなることがあります。
著者:梅田氏はT字思考法や9マス思考法など、非常に使いやすそうなツールを売りにしてるので、文章のまわりくどさが気にならない人は、読んでみるといいでしょう。
とくに本書のワークをやれば、自分が一生をかけて何を大事にしてきたか見出すため、これから自分が人生で何をやりたいかがわかるかもしれません。
まとめ
自分でやらなきゃ自分の価値を見出せない
自分の価値を知ることを忘れてはならない。
今回は、自分の価値を見い出し、人の役に立つような言い方にして、自分のキャッチコピーを作れる書籍を紹介しました。今回、あえて言い方という言葉を使っているのは、言語化と表現するのが堅苦しいからです。堅苦しいとワークをやる気になれません。
詳しくはお伝えできませんでしたが、自分のキャッチコピーはターゲットが変われば、別の表現に言い換えることもできます。自分の根っこの想いを変えることなくです。そのワークも、「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」にありました。凄すぎますね。
今どきの書籍は優秀です。高額セミナーに行かなくてもいいからです。1日時間を作ることができ、自分の歩んできた人生に振り返ることができるなら、数千円の書籍でやりたいことやキャッチコピーが見つかるわけです。
書籍は、他人のノウハウです。しかしながら、ワークじたいは自分で行い自分で決めて行きます。それは自分で自分の道を切り開いているようなものです。満足度高くなると思いませんか?
しかしながら、多くの人はワークの時間を捻出できません。セミナーや講座を受講する時間は捻出できるのに何故でしょうか? もちろん、私にもあてはまることなのですが・・・。
めんどくさいから? めんどくさい理由はなんでしょう? 私の場合、めんどくさいは近いですが正解の答えではないんですよね。
そこで一考したところ、めんどくさいというより振り返りが嫌なことに気づきました。やりたいことを見つけるにしても前に進みながら見つけたいのです。セミナーや講座は前に進んでる気がするわけです。
それに比べると、過去を振り返るワークって、前に進んでいない気がして時間が勿体ないと思います。毎日何かしら、「今」やらなくてはならないことを優先しているせいでしょう。
しかしながら、結局は時間が経過すると振り返りが大事なことを思い知らされるのです。我が人生、そんな無駄の繰り返しばかり。だから、凡人のままです。
ならば、振り返りの大事さに気づいた段階で、さっさと自分の価値をみつけるワークをやってしまった方が、凡人から早く脱出できますね。
というわけで、今回紹介した2冊は役に立ちそうです。個人的には、「今すぐ自分を売り出す1行を作れ」がおすすめですが、必ずワークはやることにします。
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