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ライティング



世界に通じる論理的な文章力のトレーニングで鼻差抜け出せ!苦難の道を進め!

論理的で世界に通じる(らしい)文章なのに、日本の学校教育で正しく指導されていないと言われる書き方が、パラグラフ・ライティング。
たしかに私自身は義務教育で指導された記憶がありません。そのせいかもしれませんが、伝わらない文章を書く人が多いと感じてます。何を言ってるのかわからない文章を読むと、破り捨てたくなるでしょう。それが職場なら、無駄なやりとりと稼働が増えるため、本当に困まります。そういう私も人のことを言えませんが。

そこで、論理的な文章で書く必要性を感じ、パラグラフ・ライティングがトレーニングできそうな本を読んでみることにしました。「パラグラフ・ライティングで書けるようになれば書けない人と比べたら、頭差抜けた存在になれるかもしれません。頭差?、いえ、私ごときならよくて鼻差でしょう。

だが、それがいい! 鼻ひとつ、であろうとも抜けるものがあるならば!

そこで、トレーニングできるものかと読んだ2冊があるのですが、実際に鼻差抜けるまでに至るには苦難の道のようです。

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」

論理的な書き方①:パラグラフ・ライティング

まず、1冊目がこちらのパラグラフ・ライティングの本です。パラグラフ・ライティングが世界標準というのは、この本から学びました。本当に世界標準かどうかは確認してませんが、信じることにしましょう。

パラグラフは、世界標準の書き方

パラグラフとは、何でしょうか?
日本語では、段落と訳され、単に読みやすくするための改行や文の区切りで使われてます。
しかしながら、日本語段落とは使い方が違うようなのです。とういうのも、『パラグラフとは、「1つのトピックを説明した文の集まりのことです。(P26)』と本書に書かれているとおり、単なる文の区切りではないのです。
論より証拠、理屈よりも見た方が早いでしょう。実は、この本じたいがパラグラフで書かれておりますので、本書の3ページの「はじめに」の一部分を引用します。

●世界標準の書き方を学ぶ
本書の目的は、世界標準の文章技法であるパラグラフを・ライティングを学習することにあります。

パラグラフ・ライティングは、論理的な文章を書くための、世界標準の書き方です。パラグラフは、レポートや論文のような論理的な文章に適した考え方だからです。(なぜ適しているかは、本書に詳しく説明してあります)欧米では、このパラグラフ・ライティングを中心とした論理的な書き方を、大学1年生のときを中心に1年以上にわたって勉強します。

パラグラフ・ライティングは、学習して初めて習得できます。パラグラフとは何かを、辞書で調べただけで書けるようになるわけではありません。だからこそ、欧米では、1年以上にわたって勉強するのです。日本では、学校教育のパラグラフを正しく指導していないので、日本人のほぼ全員がパラグラフで文章を書けません。パラグラフ・ライティングを学習しない限り、論理的な文章、世界に通用する文章を書くのは、まず不可能と言っていいでしょう。

論理が伝わる 世界標準の「書く技術」(P3 はじめに)

パラグラフ・ライティングの書き方:守るべき7つのルール

上記「はじめに」の文章の書き方は、パラグラフで書くための守るべき7つのルールを知ると理解が早まります。次の7つがそのルールです。

1.総論のパラグラフで始める
2.1つのトピックだけを述べる
3.要約文で始める
4.補足情報で補強する
5.パラグラフを接続する
6.パラグラフを揃えて表現する
7.既知から未知の流れをつなぐ

7つのルールの詳細は本書で学んでいただくとしまして、先ほど引用した「はじめに」は、素人から見てもルール1~3を確認することができます。

まず、総論は「本書の目的は、世界標準の文章技法であるパラグラフを・ライティングを学習することにあります。」ですね。

パラグラフ・ライティングは、論理的な文章を書くための、世界標準の書き方です。」から「大学1年生のときを中心に1年以上にわたって勉強します。」までが、1つのトピックです。文の先頭の「パラグラフ・ライティングは、論理的な文章を書くための、世界標準の書き方です。」は、このトピックの要約文です。

同じく、「パラグラフ・ライティングは、学習して初めて習得できます。」から「まず不可能と言っていいでしょう。」までが1つのトピックであり、「パラグラフ・ライティングは、学習して初めて習得できます。」は、このトピックの要約文です。

パラグラフ・ライティングで書かれた文章は、パラグラフの先頭文(=要約文)を読むだけでも意味が通じてしまいます。つまり、この「はじめに」は、総論と要約文で意味が通じてしまうのです。文章全部を読まなくてもいいのです。試しに、総論と要約文を抜き出したので読んでみましょう。

本書の目的は、世界標準の文章技法であるパラグラフを・ライティングを学習することにあります。
パラグラフ・ライティングは、論理的な文章を書くための、世界標準の書き方です。
パラグラフ・ライティングは、学習して初めて習得できます。

このとおり、意味が通じますね。
これは、効率のよい読み飛ばしが可能であることを意味してます。情報過多で文字が溢れかえっているの現代、パラグラフで書かれた文章は、総論とパラグラフの先頭文(=要約文)を読むだけで意味を把握できるため、読み手にありがたい書き方ではないでしょうか。速読ができない人でも速読できるわけですから。

要約文、書くのがしんどいけど修行の価値あり

読み手にやさしい書き方、パラグラフ・ライティングですが、各トピックの要約文を先頭に書く必要がある分、書くのがしんどいです。言いたいこと、書きたいを要約する力が必要だからです。
書きながら言いたいことが決まってくるタイプの人は、一通り書いた後、書き直すことになるため、慣れるまでは手間がかかる気がします。(私がそう)

本書はパラグラフ・ライティングの書き方が丁寧に解説されていますが、簡単に身につくスキルではないというのが正直なところ。簡単に身につかないところが、学び続けれるか、挫折するかのポイントになりそうですね。苦難の道ではありますが、その苦難を越えれば世界標準の文章力が身につきます。そして、何より読み手にやさしい文章が書けますので、読み手にリスペクトされるかもしれません。

焦らず時間をかけてのんびりでいいから、修行し続ける価値はあると思います。(自分への励まし)

人を動かす「超」書き方トレーニング

いつの時代も通じる書き方とは

次に2つの目の本は「人を動かす「超」書き方トレーニング」です。著書は、著作が200作以上あり、もはや自然破壊者じゃないのと個人的には思っている苫米地英人氏です。苫米地氏の本は、何冊か読んでますが、前半は面白いと感じても、後半に進むにつれ論理の飛躍ではないかと感じることが多々あり、あまり好きではありません。
しかし、下記の「はじめに」に書かれていた内容が私の目的に合致していましたので、駄目もとで読んでみましたが、いい意味で期待を裏切ってくれており、最後まで面白く読めました。

10年、20年、あるいはそれ以上長く使えるような、より本質的なテーマに基づいてこの本は書かれています。さまざまな「書き方」を検証・吟味した上で、いつの時代にも通用する「書き方」の方法を教えてます。

人を動かす「超」書き方トレーニング(P14)

チャート式トレーニングとトゥールミンロジック

本書でも、パラグラフについて説かれている箇所がありますが、それほどページが割かれているわけではありません。むしろ本書の魅力はそこではなく、『チャート式トレーニング』と『トゥールミンロジック』にあると思います。

■チャート式トレーニング
チャート式トレーニングというのは、「大きなテーマがあるが、何を書いていいかわからない人(P103)」を対象にした思考法です。論理的な書き方のトレーニングというより、扱うテーマについてどう書く内容をまとめていくかのトレーニングです。ここで私ごときが説明できるような代物ではないため、詳細は本書を読んでいただくといいでしょう。Kindle Unlimited会員なら無料で読めます(2022年9月現在)。書籍では巻頭、電子書籍では巻末にチャート式トレーニングの付録がありますので参考にしてみてください。(人を動かす「超」書き方トレーニング

はっきり言ってこのチャート式トレーニングは、私ごときが使いこなせるような思考法ではございません。ただ、思考において「抽象度を上げる、具体的な問題や解決策を考える、自分なりの結論を出す」というプロセスをめんどくさがらずにやれるようになれば、深みがある文章が書けることはわかりました。興味がある方はチャレンジしてみるといいでしょう。

■トゥールミンロジック
トゥールミンロジックは、論理的な書き方に必要です。「トゥールミンロジックとは」などのキーワードでWEB検索いただければ、どんなものか詳細はご確認いただけますが、せっかくですので私が参考にしたURLのリンクを貼らせていただきます。

トゥールミンロジック 参考URL
<https://kogolearn.wordpress.com/studyskill/chap4/sec2/>
<https://www.atelier-roi.co.jp/the-uses-of-argument/>
<https://impro-club.com/debate/41>

トゥールミンロジックについて苫米地氏は、本書にてソクラテスの三段論法の欠点を説明しながら次のように述べています。

だとすると、現実世界で三段論法は使い物にならないということになります。そう、実際に三段論法は現実世界では役に立たないのです。実際、現実世界における人間の自然な思考に合わせた論理学が、現代分析哲学では生み出されています。様相論理(モーダルロジック)などはその一つです。ただ、現代分析哲学の論理は論理式で記述されており、それを文章に使うわけにもいきません。
では、論理的な文章はどんな論法で書けばよいのでしょうか。それが、「トゥールミンロジック」ロジックです。

人を動かす「超」書き方トレーニング(P136)

周りの人が「三段論法が・・・」などと言っているなら、自身は「トゥールミンロジック」で上を行きたいものであります。
しかしながら、本書を参考にしてトゥールミンロジックで書こうとも簡単にできるわけではありません。苫米地氏のような頭の良い方だからできるのです。苫米地氏の言われることは、私のような凡人には難しいものが多く、その点が私にとって苫米地氏の著書を好きになれない理由になってます。それでも読むことがあるのは、苫米地氏がよく言われるストコーマ(心理的盲点)が外れる経験ができるからです。

まあ、苫米地氏に言わせれば、「現状の外にゴール(目標)を持て!」でしょうから、レベルが高すぎて出来ないと思えるくらいでちょうどいいのかもしれませんね。
せっかく「チャート式トレーニング」や「トゥールミンロジック」という方法を知ったわけですから、できることからはじめようと思います。

まとめ

世界に通じる書き方、苦難の道

日本の義務教育で育った私にとって、ここで紹介した世界標準の書き方「パラグラフ」や、「トゥールミンロジック」といった聞きなれない論理的な書き方で書くのはしんどい話です。そういうしんどいものは、学びたくないのが本音です。
だからといって簡単な方法で書こうと、テンプレートに頼るなどして、苦労から逃げちゃダメなんです。でも、逃げちゃダメなのは、わかっていますが、やっぱりどこか簡単な方法を模索する自分がいるせいで、いつまでも成長しないのです。

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。

鼻差でも勝ちぬくためには、苦難の道を歩まなければなりませんね。遠回りが一番の近道なのです。

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