歴史



歴史を現在の価値観で評価しないこと|上島嘉郎のライズ・アップ・ジャパン【経営科学出版】

記事内に広告が含まれています

第二次世界大戦で日本は敗戦国となりました。そして、戦争責任を負わされ今日まで至ります。でも、よくよく考えみれば、戦争というのはそれぞれの国で戦う理由があり、どちかが悪いとは一概に言えません。どっちも正しいわけでもなく、どっちも悪いのです。

しかし、第二次世界大戦当時に生きていなかった私が、当時のリアルな国際情勢を知るはずもないため、教科書から教わった歴史しか知らず、今の価値観で歴史を見ていました。

そんな私が、脱・情報弱者を目的に、ダイレクト出版および経営科学出版の政治経済分野の月額サービスの視聴してみました。その感想を書きたいと思います。
第一弾は、歴史とどのように向き合うか、あらためて考えさせられた『上島嘉郎のライズ・アップ・ジャパン』です。

上島嘉郎のライズ・アップ・ジャパンについて

ライズ・アップ・ジャパンについて

icon-check-circle 月額料金:2178円(税込)
icon-check-circle 配信回数:月2回(QA1回+コンテンツ1回)
icon-check-circle まとめレポートあり(PDF)

QAについては過去の配信分が全部聞けますが、コンテンツは加入月分からのみでした。
コンテンツの視聴時間は、だいたい120分前後で、ワンテーマです。私が月額のコンテンツにも求めるものは、最近のさまざまなニュースの解説であるため、ワンテーマな点は少し不満です。

また、ジャンルは最新のニュース解説ですが、歴史的な背景をからめて解説してくれます。歴史をからめて解説を聞くと、点と点がつながるような新鮮な感覚があります。政治や歴史に詳しい方は満足されるのではないでしょうか。

icon-check-circle 人物情報
上島嘉郎氏(産経新聞『正論』元編集長)が解説者であり、ナビゲーターはシンガーのsayaさんです。

このお二人の会話ですが、「もっと気楽な雰囲気だといいな」というのが私の感想です。というのも、sayaさんが上島嘉郎氏に気を使っている感じが伝わるのです。まあ、たしかに私の目の前に上島嘉郎氏がいたら、緊張しますけどね。

上島嘉郎氏の解説もお話が長めであり、難しい言葉を使われるので、初心者向けではない気がします。歴史や政治経済に関する知識がある方向けでしょう。

ライズ・アップ・ジャパンの特典について

2020年4月現在、経営科学出版のライズ・アップ・ジャパンをお試し視聴する場合、初月は100円で視聴できると思います。さらに、特典レポートが5つ貰えます。(今後は変わるかもしれません)

特典のレポートは次の5つです。

icon-check-circle マスコミが伝えない慰安婦問題の真実(P16)
icon-check-circle 「安倍談話」とは何だったのか?(P45)
icon-check-circle 亡国メディアの大罪(P55)
icon-check-circle 反日日本人の正体(P59)
icon-check-circle 教科書が教えない大東亜戦争(P35)

かなりボリュームがあり、読み応えのあるレポートです。特典にしているのがもったいなく、有料レベルだと思います。内容は、歴史に詳しくない者には難しいところがあり、読んでいて頭がついて行けなくなり、眠気に襲われました。しかしながら、なんとか根性で全部読了したとき、上島氏の歴史への向き合い方の素晴らしさに気づけました。

偏った視点を持たず、今の価値観で考えず、当時の国際情勢における日本の立場を理解してあげることが、歴史へ礼儀なんだと思います。

「そんなの当たり前のことだ」と思われるかもしれませんが、今の日本は、歴史に対し偏った視点の方が多いと思われます。何しろメディアが反日だらけですから。

しかし、上島嘉郎氏のように、さまざまな視点で歴史と向き合う様子に触れていると、私の歴史への理解が薄いことに気づかされます。同時にそれは、自分という人間への理解も薄いことに繋がっている気がするのです。

上島嘉郎のライズ・アップ・ジャパン:まとめ

歴史は今の価値観で評価しないこと

歴史上の出来事については、その時代の価値観で向き合う姿勢、それが大事なのです。よくよく考えれば当然です。歴史上の出来事に対する人の解釈は、人の数だけあるわけですから、歪めて伝えることも簡単です。だからこそ、歴史を多角的に見る視点が求められます。

例えば、「日本は戦争を仕掛けたから駄目だ」というのが、現在の平和な状況下の価値観による評価だとしたら、それは歴史に対して誠実と言えるのでしょうか。当時の国際情勢の中で、日本はどういう立場であったか、その行動の背景にどんな葛藤があったか、想像力を働かせた上で当時の価値観で評価してあげないと、歴史に対して誠実とは言えないのではないでしょうか。

自分の歴史だって同じです。「あの時、こうしておけばよかった」なんて現在の価値観で言っても仕方ないのです。あの時はどういう価値観があってどう行動せざるを得なかったか、そこを正しく評価してこそ、自分の歴史に対して誠実になれるのだと思います。

「歴史に対し、その時代の価値観で向き合い理解すること」これは、よい気づきになりました。

日本史であっても、世界史であっても、自分史であっても上島嘉郎氏のように誠実に見つめることができたら、人としてよい成長していくことでしょう。

そんなことを学べた上島氏の講座でした。

セルフコーチング、自分を変える質問の力とは?自問自答が人生を変える。前のページ

分析や戦略に感情は不要|北野幸伯のパワーゲーム【ダイレクト出版】次のページ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

ピックアップ記事

  1. ガーン!習得率98%の速読講座でまさか2%の脱落組|フォーカスリーディング速読マ…
  2. 「媚び・自分・物」が売れない凡人初心者がセールスライティングを学ぶならこの本
  3. 凝縮された学びに感動!「原田式メンタルトレーニング3時間で速習セミナー」体験談
  4. 大谷翔平選手の目標達成シートを作成しただけでは目標達成できない理由。
  5. 「点字ブロック上は邪魔だらけなのに・・・たくましいね」キラりと光る、生きていく強…

関連記事

  1. 歴史

    戦後失った日本人の精神はここにある|西鋭夫のフーヴァーレポート【ダイレクト出版】

    外国人と比べて日本人に足りないところは何でしょう。それは、愛国心かもし…

Amazon ビジネス

本は聴こう

自分軸を見つける方法とは?

ziku301.jpg

カテゴリー

おすすめ高性能レンタルサーバー

独自ドメインを取得

  1. ダイレクト出版の書籍

    ダイレクト出版は怪しい会社なのか?恐る恐る無料本を購入したその後の話
  2. 目標

    【人生の目標が思いつかない人】目標がないと無気力な時の必読書とは?
  3. 原田メソッド

    本質を学べばわかる!大谷翔平選手の目標達成シートの作り方にはポイントがあった!
PAGE TOP