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自分のやりたいことなんて、なかなか見つからないものです。社会人になってからずっと、いや学生時代からずっと20数年間、自分のやりたいことはなんだろうと考えてきました。
やりたいことを見つける方法については、少し調べればいろいろ見つかりますが、それらの調べた方法を試してみても、結局やりたいことが見つかったことなどありません。
「自分のやりたいことが見つかる方法とはどんな方法だろうか?」そんな疑問に対して熟考したことを書きたいと思います。
目次
やりたいことが見つからない原因
紙に書くのがめんどくさい
やりたいことを見つける方法として、「やりたいことを紙に書くとよい」とよく聞きますが、実際に紙に書ける人はどれくらいいるのでしょう。
私の場合、紙にすら書けませんでした。ネタがないだけでなくめんどくさくなってしまうのです。ひどい話ですが紙に書く以前の問題です。
通勤電車の中、街を歩いている時、本を読んでる時、風呂に入っている時、唐突にやりたいことが思いつきますが、いざ紙を前にすると思考が止まってしまい書けません。そして、書くことすらめんどくさくなるのです。
「紙に書けないのは何故だ?どうしてめんどくさくなるだろう?」
自分のことなのによくわかりません。きっと、自分の心の奥に、言語化できていない本音があるのだと思いました。
下向き矢印法で考える
ここ数年(~2017年)は、カウンセリングや心理学を勉強してましたので、今こそ勉強したことを活かす時であります。めんどくさいくなって、紙に書けない原因はきっとあります。答えが出るかわかりませんが、考えることが大事であり、考えることをめんどくさがってははいけませんね。
そこで、認知行動療法の下向き矢印法を採用することにしました。
なぜ、紙に書けないのだろう。
↓
書かないことで、何の得(意味)がある?
↓
得はない。むしろ、やりたいことが見つからないから、書かないこと損だと思う。
でも、あえて言うなら、書かないことで現状維持できる。
↓
現状維持はどんな得(意味)があるか?
↓
現状から抜けたいわけだから現状維持は得ではない。
でもあえて言うなら、失敗もしないから安全だ。
↓
安全だというなら、それはどんな得(意味)ががあるか?
↓
安全だということは、失敗していないということだ。
↓
失敗していないことは、何の得(意味)になっているか?
↓
失敗していないということは、自分が傷つかなくて済むということだ・・・
行動できない理由に気づく
「そうか!自分が傷つくことから自分を守っていたのか!」
紙に書いたやりたいことが失敗に終わり、叶わない夢になったら、きっと挫折し傷つきます。挫折して自分には価値がないという事実を突きつけるられることは、何よりの恐怖です。だから、「書くのがめんどくさい」を理由にして、現状維持していたのです。書くのがめんどくさい」という行動は、無意識ですが傷つくことから自分を守っていたのです。
やりたいことを探しを邪魔する心の奥の本音がわかり、妙に納得してしまいました。
やりたいことの方向性に迷う
いったい何がやりたいのだ?
行動を阻害する心理的な原因がわかれば、自分と向き合えます。
「大丈夫、今は自分のやりたいことをあぶり出すための整理だから、失敗は考えなくていい」そう言い聞かせてつつ、恐怖心を認識することにしました。
あらためて、何でもいいから紙に書いてみようと思います。いくるか候補が書けるのですが・・・。
「あれ?やりたいことを書いたけど、この中から何をやればいいんだろう。」
やりたいことがいくつかあるのですが、何をやりたいのか方向性に迷うという別の課題があることに気づきました。向き不向きも関係しますし、浮かんできたやりたいことの中にも未経験なものもあります。今までの経験が活きるものもあります。
今までの経験が活きるものは、自分の強みと言えるかもしれませんが、未経験なものの方がやりたいという気持ちが強いです。
「しかし、今まではやってきた仕事は、自分の強みと言えるのだろうか?言えるとしたら、何故自分の中で一番やりたいことになっていないのだろうか?逆に強みがやりたいことでないなら、本当はどれがやりたいことなのだろうか?」
こんなことで結論が出るのかな・・・。考え方を変えなくては駄目ですね。
「やりたいこと」と「自分の強み」
そこで考えたのが、「やりたいこと」と「自分の強みでできること」を分けて考えることです。いきなりやりたいとを決めるなんて大きすぎる悩みです。ですからまずは悩みのサイズを小さくする必要があります。問題解決のコツです。
そして、「やりたいこと」と「自分の強みでできること」に対し、「稼ぐこと」を意識した場合、
・自分のやりたいことを仕事にして稼ぐこと
・自分の強みを活かして稼ぐこと
この2点について考える必要がありそうです。そして、一般的には、稼ぐことを考えるなら強みを生かすべきなのでしょう。
たとえば、映画を作りたいという「やりたいこと」があったとして、
俳優、監督、脚本家、演出家、カメラマン、衣装、特殊メイク、etc・・・
というように、映画作りに関しても、いろいろ役割があります。その中で、自分のやりたいことが俳優だったとしても、自分の強みは脚本だということもあるかと思います。
ならば、稼げる可能性が高いのは俳優と脚本のどっちと言えるかと言えば、きっと強みである脚本の方だと思います。とすると、自分の強みを理解しておくことが大事なのですが、「では、強みって何?」という素朴な疑問が浮かびます。
強みについては、必死でググって調べてみると、次のようなことが自分の強みと言えることがわかりました。
・自分が経験してきたこと
・自分が乗り越えてきたこと
・人からどう言われているか
経験が強みと言えるなら、私の場合、IT系の仕事をしてきたのでITが強みということです。
ということは、私の「やりたいこと」がカウンセラーだとしても、「話聞くの上手だよね」と人から言われたこともないですし、カウンセリングをしたこともないですから強みとは言えず、カウンセラーを目指すことは、強みを生かした方向性ではないわけです。
逆に強みを活かすなら、IT系で頑張ればよいということになります。その理屈は理解できますが、正直困りました。私は、IT系の仕事以外でやりたいことを見つけたいのです。
稼ぐを意識すればリアルな問題に直面する
結局行動できない
私の場合、挫折への恐怖がやりたいことを見つけ方法の実行を妨害してました。原因がわかったことで自分に向き合えるため、挫折への恐怖を脇におくことに成功し、やりたいことをリストにしました。
でも、思い浮かぶ「やりたいこと」は、「自分の強み」と言えないため稼ぐ自信がありません。
逆に、自分の強みで稼ぐとすると、やりたいことではない為やりたいことでお金を稼ぎたいという悩みにぶつかってしまいます。
なんだよ!結局、行動すらできないじゃないか!
せっかく、挫折への恐怖を脇において「やりたいこと」を見つけようとしているのに、稼ぐことをリアルに考えると結局動けなくなってしまうのです。
行動に移せない本質的な問題は何か?
何か思考方法がおかしい。
やりたいことを紙に書けないのは、挫折への恐怖が原因でした。
挫折の恐怖を取り除いたとしても、
・やりたいことで稼げない
・自分の強みは、やりたいことではない
こんな思考に陥り、行動へつながっていきません。本質的な問題が解決していないのです。
考えを巡らせていると、やりたいことをするにしても、自分の強みを活かすにしても、どちらでお金を稼ぐかがボトルネックになっており、一歩も動けない自分がいることに気がつきました。
もっとシンプルな言葉にするなら、未経験のやりたいこと、経験があるあまりやりたくないことの、どちらで稼ぐかがポイントになっているのです。
お金を稼ぐことを分けて考える
やりたいことで稼ごうと考えない
ならば今度は、お金を稼ぐことを分けて考えればいいのではないか? お金はお金で、なんらかの方法で稼げばいい。もしお金が自動的に入ってくる仕組みがあったとしたら、何をやりたいか?
お金は別の方法で稼ぐことができるとしたら、やりたいことができます。
そう考えたとき、スッキリしました。やっとスタートラインに立てました。
本当に、なんてまわりくどい性格なんだろうと思います。
もし、自分の生活の中で、なんらかの方法で収入を得る仕組みができていて、少なくとも今の仕事と同じくらいの継続収入があるとしたら、紙に書いたやりたいことにチャレンジしますか?
その自問への答えはYESです。
自分の強みは何か?周りに聞いてみる
それと自分の強みついてですが、同僚や上司からどういう風に見られているか、恥ずかしながらも質問してみて参考にしました。
すると、問題解決タイプというような意味合いのことを言われることが多いことに気づかされました。
たしかに仕事していても、周りがうっとおしいと感じるくらい、勝手に問題発見、改善活動を意識して行動してます。
ということは、問題解決が強みであり問題解決を仕事にして、やりたいこととして磨いていくことも、良い方向性なのかもしれないなと納得しました。
やりたいこと探しでリストアップした職業について問題解決の視点で改めて見てみます。すると、カウンセラー、アドバイザー、コンサルタント、コーチングなどの未経験な仕事をピックアップしてましたが、このやりたいことは「人助け」というより、「何かの問題を解決する」という括りもあり、強みを活かせるやりたいことになりそうです。
また、このあたりの仕事が浮かんだ背景はおそらく、若い時の自分は悩みを相談できる人がほしいと思っていたので、その願望を叶える職業を目指したいんだなってことに気づきます。結局、自分自身を助けることができる仕事がしたいのです。
やりたいことをみつける方法
中年になってから、やりたいことでお金を稼ぐというのは現実的ではないですが、お金を稼ぐことを分けて考え、別途収入源を確保できるなら、これらのやりたいことをするための、行動はできると思います。
今の時代、インターネットビジネスとかも視野に入れると、お金を稼ぐ方法はいくらでもあるでしょうから、お金を稼ぐ方法を確立すれば、やりたいことができるようになります。
「やりたいことで稼ぐと考えず、やりたいこととお金を稼ぐことを分けて考える」
その考え方が、私が見つけたやりたいことを見つける方法です。
やりたいことを見つける方法のまとめ
まずはお金を稼ぐ手段を考える
繰り返しますが、やりたいことが見つからない原因は、やりたいことで失敗するのが怖くて、やりたいこと探しのために紙に書くことすらできないチキンハートなマインドでした。
でも、お金を稼ぐ仕組みがあり、失敗しても収入源を確保できるなら、やりたいことへチャレンジできます。
そこでまず、お金を稼ぐ手段を分けて考えるようにしましょう。お金はアフィリエイトやドロップシッピング、転売など試せることがあるかもしれません。
また、単純に売るスキルを学ぶのも一つの手です。
本当の自分とは?
本当の自分は何か?
やりたいこと探しと同じで考えてしまうことですが、考えても見つからないでしょう。本当の自分なんて、初めからどこにもないのだと思います。
本当の自分がないということは、いくらでも自分という表現方法を変えることができると言えます。いろんな自分になればいいと思います。
何かで見聞きしたのですが、「『本当の自分は何か?』と考える理由は何か?」そう高い視点で自問することが大事なのだそうです。高い視点で考えれば、もっといい答えが見つかるかもしれません。
今からでも、遅くない!可能性が0でないならば、新しい自分創りにチャレンジして行きます。