2019年6月14日、有給休暇を取り楽しみにしていたのが、DA PUMPライヴ「LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL」日本武道館です。
今までの人生、行ったことがあるライブは「聖飢魔Ⅱ」1回と「X JAPAN」の1回の計2回のみだったと思います。
「聖飢魔Ⅱ」については、信者であるにも関わらず1回ですし、「X JAPAN」は妻に誘われて行っただけ。それくらいライブなんて好きじゃないのです。
そんな私がこのDA PUMPのライブだけは率先して行くわけですから、かなり楽しみにしてたんですね。
でも、思いがけないことで不満が残るライブになってしまいました。
目次
ISSAの生の歌声がかき消される事件
やはりISSAは歌がうまい。きっと今日は楽しめるぞ。
我が家の席はアリーナで、前列の方でした。小学三年生の娘が余裕で観れるベストに近い場所でした。
館内の霞がかった雰囲気も、何かが起きそうな予感をかもしだしていて、ナイスな自然現象です。妻から言わせれば、霞がかった感じはいつものことらしいのですが、私はめったにライブに行かないので、新鮮なのです。
そわそわしているうちに、時刻は18:30、開演時間です。いきなり真っ暗になりました。ほぼ時間通りにスタートです。ざわつく館内、パッと光ったとき、あの7人が!
待ちに待ったオープニングです。曲はもちろん、USA。
「めちゃかっこいいじゃないか。なんだよ、ダサかっこいいはどこにいったのさ!!」
ショッピングモールの小さなスペースで、手を抜くことなく全力で最高のパフォーマンスを演じてきたDA PUMPです。広さも予算も桁違いの場所で、思う存分輝いている感じがしました。
「今日は楽しめそうだね、きっと。」天国のような2時間を予測していましたが、そう思っていたのも束の間、この後すぐ悲劇が起こり、2時間も地獄をさまようことになります。
ISSAの歌声が聴けない!脳に刺さる声が悲劇のはじまり
いきなり左耳が針で刺されたように痛みました。思わずのけ反るくらいです。
女性の強烈な叫び声でした。どこから声が出てくるのか、ストレートに私の脳に刺さります。本当に脳髄まで響くすさまじい声でした。
DA PUMPのISSAさんは、日本屈指の歌声の持ち主です。私なんかがISSAさんの生歌を聴く機会なんてめったにありません。今日も相変わらずISSAさんの歌は上手い。それを満喫することを、どれほど楽しみしていたことか。
じっくり味わいたいのですが、ぶち壊されました。要所要所で叫ぶ隣の女性の声がうるさくてISSAさんの歌声がちゃんと聴けないのです。わなわなした怒りが爆発しそうです。
ISSAのソロに救われる
途中、ISSAさんのソロ「Stay Together」あたりから、バラードっぽい聴かせる曲が数曲続いたので、観客が着座します。聴く場面なので皆さま静かに聴いてます。私の隣の女性も例外ではありません、静かです。
おかげでやっと、左耳が激痛から解放され休めることができました。またISSAさんの歌声も堪能することができました。
結果的にこのバラード数曲の時間のみしか、耳を休めることが出来ませんでした。
以後終了までの間はずっと、耳をふさぐ、のけ反って避ける、座って脳への直撃をかわすを繰り返し、左耳を防御することに追われました。
彼女は自分の耳が潰れないのでしょうか。不思議です。しかも隣の私があかさまに迷惑そうなアクションを取っているのに、まるで無視。もしくは自分の世界に入り込んでいて気がついていない。
ライブだから我慢しますが、こういうのって規制されないのでしょうか?
DA PUMPはUSAだけじゃない!
「LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL」では、現在の7人になったからの曲が当然含まれています。USAが目立ってますが、USAばかりではないのです。他にもいい曲があります。
まだまだ4人時代が上という雰囲気があるのですかねぇ。本人たちもそう思っているのかな。でも私としては、今の7人は4人時代を超えていると思うのですけどね。
Do it! 宙にジャンプはかっこいい
この曲は、シングル桜のB面の曲ですが、個人的には大好きな曲でライブで観れることを楽しみにしてました。レコード会社も何をやっているのかわかりませんが、もっとこの曲のアピールをすべきでしょう。
曲の雰囲気は、妻と娘曰く「ブラックピンク」っぽいそうです(実はよくわかりません)。
ライブでは観客巻き込んで振りつけやってましたが、やっぱりかっこいですね。もっと流行らせてほしいものですが、ダメなのかなぁ。
歌詞に「ためらってたらもったいない。 life is short ,time is fast,Right? 上手かなんて関係ない」ってとこがあるのですが、ここがすごく好きなんですよね~。
新曲:P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~は面白い曲
仮面ライダージオウとやらの主題歌になっているそうで、今回のライブで初めて知ることができました。
なんというか今のDA PUMPってこういう路線だよねって思わせる曲。ダンスはもろに好きになりました。明るい曲です。
今のDA PUMPは、4人時代のギスギスしたかっこよさもできるのですが(ギスかっこいいと呼びます)、USAや今回のP.A.R.T.Y.のようにダサかっこいい明るい曲もできるのが強みですね。結局多様な表現ができるということが素晴らしいのだと思います。
New Positionをやってくれない
もし、今回のライブで唯一ケチをつけるとしたら、「New Position」をやらなかったことです。
なんでやらないのでしょう。この曲軽く見られてないかなぁ。4人時代の曲をやるくらいなら、その4人時代の曲を1曲減らしてでも、「New Position」を滑りこませるべきだと思います。
7人の曲の中でもギスかっこいい曲の一つです。次回のライブでは必ずやってほしいと思います。
ISSAさんが、「New Position」歌詞の「訪れるだろう、願い叶う日まで」を歌ったとき、泣く準備ができていただけに、今回やらなかったことが残念です。
「LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL」まとめ
「New Position」をやらなかったことは個人的なマイナス点ですが、全体的にはライブがかっこよかったので大満足です。娘も楽しめたし妻も夢中になってたし、家族で楽しめたのがうれしいです。
また、ショッピングモールのようなお金や場所の制限がなく、演出技術がアップした環境で、DA PUMPの魅力が存分に引き出されているのが凄いなと思いました。
スタッフもなかなかやりますね、いい仕事していて羨ましく思います。
一方、楽しいことばかりでなく、隣の女性の悪夢のような叫び声で耳鳴りがひどい地獄の2時間だったことについては、本当に苦情を言いたいところでした。この耳鳴りさえなければ最高でした。
自分だけが楽しめればいいのかよく考えて行動してほしいと思いますが、でも叫び声に関しては許さるのがライブなのでしょう。飲み屋の隣席で騒がれていたところで「隣席うるさい」と苦情を言う人は少ないでしょうしね。
今回のことを教訓に、次回DA PUMPのライブに行くときは、耳線でも持って行くことにします。
ISSAさんの歌声はちゃんと聴きたいですからね。