組織



どんな組織でも目標達成に導ける理論とは?そんなコーポレートコーチングが勉強できる本を紹介します。

「自分一人だけ頑張っても意味がないんだよな・・・」職場ではそんな風に凹むことばかりです。個人で頑張り抜くにしても限界があります。正直者が馬鹿をみる展開は、いつも通りです。

あれが問題、これが問題と議論し、何が問題かわかっていても解決しようとしない。

やれやれ、またか・・・。

問題解決も根本原因にアプローチすれば解決するのに、変えれるタイミングで急に現状維持になる。率先して変えようと動けば、やっかいもの扱いされる。そしてしばらくして、問題だ問題だと騒ぐ。

はあ・・・、疲れるね。

こうやって繰り返される組織のパターン。これは一体何なのか?そんな組織へのどうアプローチすればよいのか?

そんな方法を学べるのが、今回紹介させていたただく本、「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみです。

 

 

コーポレートコーチングとは

認知科学に基づく理論

問題だらけの組織をひとつにまとめ、高パフォーマンス集団にする。「ほんまかいな、そんなうまい話があるかい!」と思いますが、その方法が本書で学べるコーチングです。

コーチングと言っても個人のコーチングではなく、組織へのコーチングでして、正式名称は「コグニティブ・コーポレート・コーチング」と言います。

コグニティブというのは、「認知」って意味であり、「コグニティブ・コーポレート・コーチング」というのは、認知科学の知見に基づいている理論なのです。

なんだかすごく難しそうですが、この本はストーリー形式なので、物語を読み進めながらコーチングの仕組みが学べるようになっているので、非常にわかりやすかったです。また、章末にまとめがあり、これも非常にわかりすいのです。

さらに本書の最後には、「コグニティブ・コーポレート・コーチング」の理論のポイント整理があり、しかも用語集つきです。監修者の苫米地さんのコーチング本は、難しい言葉だらけでチンプンカンプンでしたが、この本はいい意味で期待を裏切ってくれました。

組織の定義は会社だけではない・・・ということは?

「組織のコーチングと言うからには会社だけで通用するコーチング理論なのかな」読んでるときそう思ってました。

いいえ、それが違うのです。

本書で定義している組織とは会社だけではございませんでした。あとがきから引用します。

 最後になりますが、コグニティブ・コーポレート・コーチングで考えている、コーポレートの範囲について少しだけお話をさせて下さい。
世の中には多くの職業があります。個人で仕事をしている方から、企業や役所など何らかの組織に所属している方まで多種多様です。
もしかしたらコーポレートという言葉の印象から、組織に所属していない方は、自分にはコグニティブ・コーポレート・コーチングは関係ないかな?と思われるかもしれません。
ですが、私たちは少し異なった見方をしています。仕事では、必ずしも組織の一員ではないとしても、どなたにもお客様や取引先がいますし、さらに普段の生活まで目を向けると、実は私たちは誰もが何らかの組織の一員だということに気がつきます。家族や友人、さらには地域社会との関わりがあり、遊びや趣味だって完全に一人でやることは少ないはずです。その意味で私たち全員が何らかのコーポレート(組織)の構成員なのです。

「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ(P217~218)

本書の組織の範囲は、会社だけとは限らないのですね。とすると、夫婦、家族、町内会、PTA、スポーツチームなど、1人でやるわけでなく2人以上なら組織、そう考えることができます。この考え方は、コグニティブ・コーポレート・コーチングの最大の魅力だと私は思いました。自分をとりまくほとんどの組織で、コーポレートコーチングの理論が活きる可能性が高いわけですからね。

ということは、学びが無駄になりませんね。

せっかく学んだとしても、会社では試すチャンスを与えられなかったら、学びが無駄になるかもしれませんが、プライベートでも活用できるなら無駄になりません。

コーポレートコーチングのポイント

抽象度を上げて、組織の目標を設定しよう

本書を読了して、これが最大のポイントだなと思ったのが抽象度の高い思考を持つということです。結局、これがすべてなのではないかと思われます。抽象度について、本書から引用してみたいと思います。

 物語に登場した「抽象度」は、認知科学の誕生に伴って注目された分析哲学の概念で、個人や組織が新たな創造性や可能性を手に入れるために非常に重要なものです。
そもそも、組織が現状を打破して、今の世の中にはない新しい商品やサービス、システムを創出するには、「クリエイティブな発想」が求められます。クリエイティブな発想はデザインやアートの世界に限った話ではなく、どんな仕事にも必要なものです。抽象度が低く、組織の課題を具体的な事象として捉えているうちは、クリエイティビティは生まれません。課題の抽象度を上げて考える視点が必要です。

「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ(P136)

「課題の抽象度を上げて考える視点が必要です。」とありますが、どういうことでしょう?

例えば、犬好きな人と猫好きな人が争っていたとします(課題)。犬と猫ならどっちがいいかと議論させたら、まったく意見が合わないでしょう。

では、この課題解決のため抽象度を上げるみるとどうなるでしょうか?

犬好きな人も動物好きな人も、両者とも動物好きと言えますね。犬と猫の抽象度を上げたので、動物という共通点が生まれました。両者動物好きとしてなら、意見が合いそうですね。

このように抽象度を上げると共通点を見つけることができます。共通点を見つけることができるから、課題解決や新しいものの創造性につながるわけです。

私はこの本の教えの中で、抽象度を上げるついては真っ先にインプットしました。

組織の目標は、現状の外側に設定する

コーポレートであろうと個人であろうと、コーチング理論共通のスタートラインと言えば、ゴール設定です。

ほとんどのサラリーマンが、業務中に上司・同僚・後輩との話の中で今の業務のゴールはどこにあるか?といった話はあると思います。それくらいゴール設定は大事です。

本書では、現状の外側にゴール設定することの大切さを語られていますが、現状の外側って何でしょう?

現状の外側=「ゴールの実現が見えない」ことと思ってください。詳細は本書から学んでいただくとして、ここでは簡単に言いますと、目標達成が困難な大きなゴールということです。そういうゴール設定がいいということです。

例えば、料理学校に通っている人なら、「料理人になる」をゴール設定するのではなく、「世界一の料理人になる」をゴール設定するということです。後者の方が現実離れですよね。でも目標はそれくらい大きく持とうということなのです。料理人なるというゴール設定なら、料理人になれないかもしれませんが、世界一の料理人になるというゴール設定なら、世界一なれなくても料理人にはなれるかもしれません。

大きなゴールを達成するために夢中で向かっていくからこそこそ、途中の出来事はすべて通過点になるため、途中の出来事は小さな目標として達成されていくという理屈なのです。

そりゃ、そうだなと思います。大きなゴールを達成しようするときの努力の方が、半端ないからです。料理人になることがゴールの人と、世界一の領料理人になることがゴールの人の努力が同じというはずはありません。

このあたりの感覚は、アスリートの方が理解しやすいかもしれませんが、ビジネスも同じなのですね。

個人の目標と組織の目標を合致させよう

現状の外側にゴール設定することの大事さはわかりましたが、組織の場合、組織の各個人がそのゴールに向けて頑張ってくれなければなりません。自分一人だけ頑張っても意味がないのです。

でも、どんな組織にも言うことを聞かない人はいるもの(私がそうです)ならば、そういう人をどう動かせばいいのでしょう。

私たちは、自分のゴールが組織の目指すゴールと合致したとき、大変なクリエイティビティを発揮します。

「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ(P155)

会社の仕事で目標達成に向けて頑張っていれば、自分の目標達成にもつながるとしたら、確かに頑張ります。

たとえば、プロのデザイナーを目標にしている事務職の方が、会社からデザインの仕事をやるよう配属転換されたとしましょう。その方は、新しい配属先ではやる気が起きる気がしますね。ゴールの合致です。

でも、すべての社員のゴールと会社のゴールを合致させるのは難しいかもしれません。

そこで抽象度の高さが重要になるとのことなのです。組織のゴールと個人のゴールが合致しやすいように、抽象度の高いゴール設定が、組織では理想的だそうです。どういうことでしょう?

例えば、デザイナーを目指す事務職の方のゴールがお客様を喜ばせることだとします。そして組織のゴールがあらゆるお客様を喜ばせることだから、喜ばせるため施策は何でもやってよいという方針だったらどうでしょう。「お客様を喜ばせる」という合致しているので、働きがいが生まれるかもしれません。

なるほど、抽象度が高いゴール設定が、個人や組織問わず大切なのがよくわかりました。

組織の目標達成の敵、ドリームキラーに気をつけよう

一方で、組織の何かを変えようとするとき、決まって現れるのが反対派ドリームキラーです。課題解決しようとして案を出しても、必ずといっていいほど反対派に悩まされます。せっかく前向きにがんばっているときに、うんざりですよね。

本書では「なぜ反対派が現れるのか?」についても解説があります。それはコンフォートゾーンに戻ろうする力が働くからです。コンフォートゾーンというのは「快適で居心地のよい空間」って意味なのですが、人は無意識のうちに慣れ親しんだ環境を維持しようとしてしまうとのことなのです。

つまり変化を好まない人にとっては、組織の変化を受け入れることができないため、現状維持しようとドリームキラーとなって邪魔するわけです。やれやれといったところですね。

では、そういうドリームキラーにどう対応していくかは、本書を読んで学んでみて下さい。

「組織が結果を出す」非常識でシンプルなしくみ:まとめ

苫米地式コーチングの本は、認知科学がベースにあり専門用語が並び、読んでいて難しく感じます。しかし、この本はストーリー形式であり、章末にはまとめもあり、本末にポイント整理もあり、読者にわかりやすく理論を理解していただこうという細かい配慮を感じます。

ビジネス本は、読書後に学んだことをなかなか実践できないことが多いものです。めんどくさいというのもありますが、本の中身も具体的な部分が欠けていることが多く、実践するためにはさらに勉強が必要になったりセミナーに行かなきゃわからないことが多いため、結局本を読んで終わりになってしまいます。

だからこそ、読書後、内容が理解できた本、実践しやすい本、そんな本を読みたいのですが、この本がまさにそういう本だと思います。

今回は、「抽象度」や「現状の外にゴール設定する」といった分にフォーカスし紹介しましたが、他にも学べることがありますので、本書を読んで、あなたをとりまく組織のあらゆる課題解決のヒントを得ることができればいいなと思います。

 

 

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