ペンは剣よりも強し。現代社会では、もはやペンの強さは最強レベルではないでしょうか。その強さがいつ間にか大砲になり、砲弾の直撃を受けたのが小室哲哉氏です。
そして引退表明。小室哲哉氏と言えば、私が若い頃(10~20代)は飛ぶ鳥を落とす勢いで、曲を出しまくり儲けまくっていた天才です。その音楽には、どれほどお世話になったことでしょう。懐かしいです。
「TRF」
「H Jungle with t」
「安室奈美恵」
「globe」
このあたりは私もよく聴いてましたし、今聴いても色あせない輝きがあると思います。
その小室氏が、砲弾直撃の満身創痍の会見で、不倫騒動のけじめをつけるためのようですが、引退すると言ったのです。自分が若い頃は、オーラ出まくりの小室氏が、あの時には想像できないほどの、さびしさ出まくりで引退会見です。
そんな小室氏の姿は見たくないものですが、むしろ小室氏の方こそ、見せたくなかったでしょう。
表現の自由とは何だ?
事の発端は、文春砲とよばれる週刊文春の記事です。小室氏と看護師の方が不倫してると暴露したのです。
私は不倫問題が報道されるたびに思うのですが、それが芸能人でネタが不倫だとしても、人のプライバシーに土足で踏み込む行為を許していいのでしょうか。
私は、ベッキーさんの不倫騒動も含め、この文春砲には疑問を持っていました。正確には、不倫をあばいて記事にして儲けるというビジネスモデルに疑問を持っております。
記事の内容が合っているか間違っているかはこの際問いませんが、やっていることがまったく理解できないのです。
不倫ネタなんて需要があるとはいえ、その記事を読んでいる人が得するとは思えない、他人のプライベートの話です。暴露された本人と家族は、こちらが想像できないほど深刻なダメージを受けてしまいます。
でも、メディアは好きに書き放題です、そして儲けることができます。何か言われれば、「表現の自由」をかかげます。
人様の自由を奪っているメディアが守りたい表現の自由とは何なのだろうか?
個人の自由を破壊してまで表現の自由は守る。本当にこの状態が今後も続いていいものでしょうか・・・。
不倫を認めているわけではございませんが、日本中に暴露された場合、その方に子供がいたら、その子供にもなんらか被害がおよぶことが予想されます。いじめにつながるかもしれません。無関係だった子供が被害を受けるなんて、人の親として許せないです。
その子供に与えた被害の責任を、メディアは負わなくていいのでしょうか?
いつもそう思います。
今回の記事、多くの人が憤りを感じているようなので、その点は救われる気がします。でももし、小室氏が引退表明してなかったら、世論は怒ったのでしょうか。
それは、正直わかりません。ただ今回は、引退という話になったからこそ、世論が怒ったことは間違いないでしょう。
今回のことで不倫ネタ暴露ビジネスに、なんらかダメージがあることを期待します。私にダメージを与える力がないのが悔しい限りなのですが、そういう雑誌を購入しないという行動はできますので、購入しないから始めたいと思います。たとえ、不倫記事以外はどんなに素晴らしい記事があったとしても購入しません。
そしてもう一つの問題である介護の問題を、忘れてはいけません。国には小室氏のような介護問題を抱えている方を救うべく、早く施策を打ってほしいです。
最後に。
こんな小室氏らしくないさびしさただよう引退は残念ですが、またいつの日か、つい口ずさんでしまうような音楽を聴かせてくださることを期待してます。