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あけましておめでとうございます。
昨年もしょーもない1年を過ごしてしまいました。
例えば、2022年はどんな年かと聞かれて何を思い出すでしょう・・・?
しいて言えば、ロシアがウクライナに軍事進攻して争いが始まった年というところでしょうか。あるいは安倍元首相が暗殺された年というところかもしれません。そして相変わらず社畜な私は変わりばえのない人生と思いきや、少し変化がありました。
そんな1年でしたが、今年も振り返ってみたいと思います。
2022年振り返り
頑張る人から頑張る犬へ
昨年、私はこんな目標を立てました。
頑張っている人が報われる世の中にしたいから、自分ができることを見つけ行動に移す
そして、結論から言うと、進展なしです。これには言い訳がありまして、「頑張っている人」が「頑張っている犬」に置き換わったのです。
かねてから無責任な人間のせいで、犬や猫の殺処分が絶えない状況に憤りを感じてました。ですから、少しでもいいから自分に救える命はないものかと、2021年の年明けから、家族(ペット)探しを始めたのです。
保護犬カフェのスタッフさんの刺さる一言沁みる一言
ただ、1~3月までの間、何匹か猫や犬の家族候補に会いに行きましたが、どうしても家族になれるイメージがわきませんでした。価格や条件など、なかなか折り合いがつきません。命を救うのであれば、選り好みしなくていいはずですので、「自分もまた無責任な人間の一人ではないか」と葛藤すらありました。
2022年3月19日、私と妻と娘である保護犬カフェへ、仔犬の里親目的で会いに行ったときも同じです。実際に会いに行くと、当初の欲しいという感情が薄れます。可愛いのですが、疾病を抱えているその仔犬の里親になる覚悟ができず躊躇してしまうのです。飼う理由よりも飼わない理由を妻や娘と話したり・・・。
スタッフさんに相談したところ、優しい言葉でしたが「ここにくる犬たちは、何かしらの疾病を抱えていることがほとんど。覚悟がないなら飼うべきではない」と言われ、グサッと刺さりました。
そうです。何をやるにしてもそうです。私は考えが甘いのです。目標設定も同じで、目標立てて何かをやろうとすると、すぐに怖気づいてあきらめてしまうのです。ほんと、バカみたいな人生です。
結局、その保護犬カフェで仔犬の里親になるのはあきらめることにしました。帰り際「ペットを飼うときは、この仔がいい!と勢いで飼う人が多いです。今回はそういう気持ちになる仔がいなかっただけだと思います」とフォローしてくださったスタッフさんの言葉が心に沁み、少しだけ救われた気がしました。
勢いで家族に・・・目標も同じ?
保護犬カフェを出た後、とぼとぼ歩いていると目と鼻の先にペットショップがありました。ペットを飼うなら安い価格でと考えていたから保護犬にしたのが理由でしたので、高額なペットショップでの購入はありえませんでしたが、見るだけならと立ち寄ることにしました。
可愛い仔犬がたくさんいましたが、「高額だし手が出せないな」とウロウロしていると、ゲージの前でぴょんぴょん跳ねている生後8ヶ月のボストンテリアの女の子と目が合いました。
「この仔だ!」ビビッと電気が走りました。恋ですらこんな経験したことありません。これまで犬種の好みが合わなかった妻や娘とも意見が一致。安く購入したいのに高額であること、鼻ペチャ犬が嫌いだったのに鼻ペチャ犬であること、男の仔が欲しいのに女の仔であったこと、すべて今までの希望とは反対の状況であるにもかからず、その場の家族会議はポジティブな意見が生まれ、飼う理由ばかりが話題でした。
結局、即決で購入決定。今まで、価格だったり、性別だったり、鼻ペチャかどうかであったりと悩んでいたのはなんだったのか、直前の保護犬カフェのスタッフさんの言われていたとおり勢いで決まりました。
そして、このとき確信しました。人生の目標も同じで、本当にやりたいことなら行動力に勢いがあるわけで、逆に続かないということは本当にやりたいことではないんだということを・・・。
それから家族として暮らすようになり年末までの間は、トイレの世話、散歩、怪我、生理、避妊手術、しつけ・・・など、初めての犬の世話で時間が取られっぱなしで、他のことができませんでした。
2023年の目標
続けなくていいこと
続かなければやらなくていいのが目標設定だとしたら、やりたくなくても続けなくてはいけないのが仕事です。
私は職場の役割上、パソコンやシステムトラブルなどの問い合わせを受け回答しますが、2022年は本当に問い合わせが多かったです。しかも、問い合わせの中身はちょっと調べればわかるものばかり。パソコンを再起動すれば改善するくらいのトラブルなんて人に聞かずにやってほしいもの。それに、問い合わせしてくる人は、たいてい同じ人だったり似たようなタイプが多いのです。何度も同じことを聞いてくる人、自分で調べない人、細かいところまで納得するまで粘着してくる人・・・など。
正直なところ、会社に勤めるならそれくらい自分で調べましょうよと思ってしまいます。
チーム内もメンバーが変わったため、わからないことがあれば質問してきますから、1年中他人の質問に時間を奪われ続けた感覚があります。まあ、実際はそれが仕事ですから、そんな感覚を持ってはいけません。しかし奪われたと思うくらい自分のペースで仕事ができていなかったのです。それって、仕事として幸せなのかな?
そういう状況でペットを飼っていると、こう思うわけです。「犬や猫なら、一から十まで世話するけど、人間にまで一から十まで世話する必要あるのか」と。
そして、その自問に対する自分の答えは、強烈にNOです。「冗談じゃない、まじめな人が損をする世の中なんて絶対嫌だ。」
その強烈な想いが、もしかしたら社畜から脱却するために吹っ切れるきっかけになりそうな気がします。
続けなくていいことを続けないために行動する。そんな1年を過ごせたら幸せですね。
それでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。