ライティング



簡単?いや難関なSNS、はじめるにはどうあるべきか?らしさを磨くこと?

発信のハードルが低く、誰でも簡単に自分をアピールするできるSNS。
しかし、そこには、なかなかハードルを飛び越えられず書けない人もおり、逆に、らくらくとハードルを飛び越え、書き続けて収益化している人もいます。いわゆる成功者ですね。

「小説やコラムと言った長年の鍛錬が必要なものなら実力差が出るのはわかる、でも、SNSように誰でも簡単にできるもので実力差が出るのはなぜなのだろう。」謎です、やはり文章術を使うかどうかなのでしょうか。

SNSなどやったことない私ですが、今後のためにも、なにかしらヒントになればと読んだのが今回紹介する2冊です。この2冊を読むと、どうも文章術とは関係がないところに、成功するしないの差が出ることがわかりました。

ファンが増える!文章術

本当の文章術は自己啓発から?

まずは、本書の各章の内容につきまして、私なりに超要約させていただきます。

第1章 章のタイトルは、『「らしさ」を発信して人生を展開する』です。
「らしさの3要素」は、好き・得意・喜び。その3要素を誰の票かも気にせず、失敗を恐れず、表現していきましょうという内容で、ほぼ自己啓発です。
第2章 章のタイトルは、『意外と知らない自分らしさ』です。
「えっ、こんなことも自分らしさなの?」と思えたら、章タイトルどおりなのですが、残念ながらまったくそんな感想を抱くことがなく、章タイトルと内容が一致していないように感じました。
しかし、「らしさ」の種を見つける14の質問は、役に立つ内容だと思います。個人的には、ダラダラと続けてしまっていることがあるならやめようと言われていた点については、納得しました。継続しているのも立派なことですが、成果が出ていないならスパっとあきらめるのも大事なことなんですよね。
第3章 章のタイトルは、『唯一無二の「テーマ」で読者をひきつける』です。
じつは第3章まで読み終わったとき、かなりあきてしまってました。購入した本を間違えたかなと思ったくらいです。この章は、ネタ探しに使える15の手がかりさえ、押さえておけばよさそうな気がします。
第4章 章のタイトルは、『「らしさ」が輝く、愛される文章術』です。
ようやく文章術らしい内容になったと思いきや、期待していたほどの内容ではなかったです。しかしながら、P179以降の10個の書き出しパターンは、かなりに役に立ちます。どんな文章であれ、書き出しをどのようにするかは苦労します。この10個を知っているだけでも、楽に書けるよになるのでは?
第5章 章のタイトルは、『「共感」と「信用」でファンが増える!』です。
SNSを始める、あるいは続けるためのコツ・ノウハウについては書かれています。なるほどと思う内容ですが、ビジネス書を読み慣れている人にとってはそれほど新しい情報ではないと思います。結局のところ、なにをやるにしても、どう頑張るかは共通しているのです。

個人的にリスペクトしているのが著者の山口拓朗氏。
しかし、本書の読了後の感想としては「どこが文章術の本やねん!」でした。最初から最後まで通して「自分らしさ」を発揮して書くことを強調されているのですが、まるで、自己啓発書を読んでいるようで、文章術の本らしくないのです。この本からSNS文章術を得ようと期待して購入した私としては、読了後、がっかりしました。

自分らしさなんて簡単に発揮できませんし、本を読んだくらいで自己啓発行動ができるなら、そもそも本など読みません。自分でできないからこそ、ノウハウ探しで本を読むのです。そのため、文章術のノウハウがほとんど書かれていない本書を読んでも、SNS文章で結果を出せるイメージがわきません。その点ががっかりなのです。

しかしながら、よくよく考えてみると期待の仕方が間違っていることに気づきました。文章術の本を読むことで、書くスキルが得られると期待したということは、努力せず簡単に書けるようになろうとしたとも言えます。文章を書く難しさをわかっていて、簡単に書けるようになるといった類の文章術本に対し否定的な考えの私と、この本に対する私の期待は矛盾しているのです。その矛盾に気づいて本書を再評価したとき、当初のマイナス評価が、プラス評価へと変わりました。

というのも、文章術を読んで注目を集めるような文章が書けるようになり、自分らしさを無視してよくあるテクニックを駆使して文章を書いて、満足できるのかと思ったからです。文章が書けない人は、同時に自分らしさを出す苦労や難しさをわかっていると思います。だからこそ、自分らしさ出すことから逃げてはいけないのです。まずは、自分らしさを出すことができるようになってから文章術を学んでもいいのです。

そう考えると、本書は、「小手先の技術を学んで書けるようなろう」といいいうつもりで読むのではなく、「文章が書けないことについて本質的な解決を目指した上で、文書力を身につけよう」というつもりで読むのが正解なのかもしれません。
であるならば、「らしさ」の種を見つける14の質問ネタ探しに使える15の手がかり、10個の書き出しパターンといった具体的なテクニックが紹介されているだけでも、非常に価値がある本だと思います。もしかしたら、著者なりの読者サービスかもしれませんね。

ストーリーで語る

わずか2年でストーリーテラーになれる!ってほんまかいな

「Noteで長文を書きたいが、いきなりは無理。だからTwitterから始めました。そしたらストーリーテラーとして成功し、一冊の本を出すことになりました。わずか2年足らずの話です。」
簡単に言うとそういうストーリーテラーとしてのサクセスストーリーが語られている本です。若い人にウケそうな内容ですが、個人的には受け入れがたい内容でした。文章を書き続けることは、短文であっても難しく簡単ではないと思ってますので、こういうサクセスストーリーは反射的に胡散臭いと思い抵抗感があるからです。しかし、その私の感想は、私自身が未成功者ゆえのこと。井の中の蛙大海を知らずなのです。
こういサクセスストーリーがあるのだと受け入れなければ、私に成長はありません。抵抗しつつも読んでみると、あることに気づきかされ、本に対する印象が変わりました。各章の読了感はあまりよくなかったのですが、全部読み終わった後、印象が変わりました。

STORY1 私は、変わる。 サクセスストーリーの始まりの話です。ご自身が書くことに目覚めた理由などが語られています。
STORY2 私に、なる。 ご自身の経験をもとに、読み手の共感を得ることの大切さを語られている。そんな印象を受けました。
STORY3 私は、伝える。 伝え方のコツが語られています。(5W1Hや抽象度の調整など)私は文章力本に慣れているせいか真新しいと感じた情報はありませんでした。
STORY4 私は、問う。 一方通行のメッセージにならないためにも、2W1Hでお客様に響くメッセージを伝えましょうということです。2W1Hは、WHY(なぜ)、WHAT(なに)、HOW(どのように)です。
STORY5 皆と、語る。 管理職として人を動かすときに、ストーリーの力を使った方が部下が動いてくれた。そんな経験談からストーリーテリングの効果・大切さが語られています。ここまで読んでくると、「ああ、書籍全体もストーリーテリングなんだな」ということに気づきます。
STORY6 私は、飛躍する。 なんと、著者が独立しちゃいましたという話です。同時に同じ出版社の「三行で撃つ」を宣伝されてます。個人的にはシラケてしまいました。ただし、この章末の「LECTURE2 長文を書くには」は、具体的な手法であり、大いに学びがあります。
STORY7 私は、学び続ける。 まとめの章です。読書や映像でインプットしたりして、感性を磨きましょう。そんな内容です。

「成功とは何か」それは、自分の裁量でご飯を食べること、会社に依存することなく自分の力で稼ぐことができること。と私は思ってます。
そして「成功するにはどうしたらよいか」それは、アスリートや職人など、長い年月をかけて己の技術を磨いている人が成功を得るように、コツコツと続けることである。そんなイメージを持っています。
ですから、わずか2年でストーリーテラーとして成功しましたという著者のサクセスストーリーは、最初、読んでいて受け入れられませんでした。

しかし、先ほども書かせていただきましたが、あることに気づきます。それは、著者の学びの姿勢や、仕事への取組み方の素晴らしさです。お若いのに、もの凄くしっかりされていて、プロ意識が高いのです。読書が進むにつれ、「ああ、だからこの人は成功したんだな」と著者に対する印象が変わっていきました。

何かをコツコツ続けるから成功すると考えるより、むしろマインドなのでしょう。プロ意識や自分への厳しさ、そういうマインドを持ち行動することが大事なのです。そのマインドさえ持っていれば、コツコツと続けて成功したり、わずか短時間で成功したりと、いろんなサクセスストーリーが生まれる可能性がある、そんな気がしました。ですから、

私は、良からぬ組織で苦労する個人が増えるくらいなら、組織から離れ個人が自分の力で活躍する時代になってほしいと思っていますので、この本の著者のような短時間での成功物語は、むしろ歓迎すべきことです。
文章がうまくなるために読むというより、「こういうマインドで努力すれば、成功する可能性がある。」というビジネス書の視点で読まれるとよいと思います。

まとめ

自分らしさ+プロ意識=成功?

今回は、SNS文章術に関する書籍を2冊紹介させていただきました。

両書籍とも、簡単に書ける文章術を紹介している本というよりは、どちらかというと自己啓発書やビジネス書を読んだときと同じ読了感であり、SNSの文章術が学べると思って購入した私の期待には応えてくれませんでした。
しかし、前述しましたように、そもそも文章は簡単に書けないことをわかっている私が、簡単に書けることを望んで書籍の情報に期待したのがそもそもの間違いでした。

一方で、「SNSの発信で、成功する者とそうでない者と、差が出てしまうのはなぜか?」私なりに答えが出た気がします。

それは、①自分らしさを発揮できているか、そのために、他人に自分の価値を決めさせず自分の価値観で決めているか。②プロ意識をもっているか。そのために、行動の質をよくし、量をこなせているか。めんどくさいと思う自分の心に勝っているか。
この①と②が、できているかどうかでだと思うのです。ブログの文章はどうなんだ、SNSの文章はどうなんだと個別の課題解決のため、ノウハウ探ししたとしても、結局①と②ができていなけば、結果が出ないのは、私が身をもって経験してます。

数少ない具体的なテクニックが結構役に立つ、でも、ほとんど内容は自己啓発書。そんな2冊でしたが初心に帰れたのは感謝です。まあ、何度も初心に帰っている私自身は問題ありですがねぇ。

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