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どうしたらジョセフ・ジョースターのような、アイデアマンになれるだろうか?
いきなり失礼しました。ジョセフ・ジョースターとは、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険第二部』の主人公です。
すでに5年くらい前からアイデアが欲しい時に浮かばないことに悩んでおり記事を書きましたが、いまだに解決してません。まだ、セブンセンシズに目覚めていないのです。
(なんのこっちゃかと思った人はこちらをどうぞ⇒https://reframenote.com/1364.html)
ゆえに冒頭の疑問があるわけであります。
そこで、今回性懲りもなくアイデア発想方法の本を読むことにしました。
果たしてアイデアマンになれるのかどうか、私に足りなかったものについて書きたいと思います。
目次
アイデアが出ない辛い思いつかないときの必読書
アイデアが出ないと言う人は何を間違っているか?
まずは、『発想の回路』という書籍です。著者は最初の段階で、アイデアが出ない人の勘違いについてこう語ります。
それは「アイデアは閃きではなく、いつも工夫から生まれる」ということです。
発想の回路(P20)
はい、来ました。読者の常識を崩しにきました。
アイデアは問題に対する工夫であると主張されてますが。まさにここがポイントでしょう。そして、その工夫は4つあるとのことなのです。
アイデアが思いつかない。
そう感じている人は、アイデアを大袈裟に捉えてすぎている可能性があります。
アイデアとは、個人的な思いつきでいいのです。そしてアイデアは、目の前の問題に対する「工夫に」よって生まれます。工夫を使いこなすことで、わたしたちは無限にアイデアを生み出すことができます。この本では工夫を4つに分類し、フレームワーク化することで誰でもアイデアが出せるように整理しました。発想の回路(P6~7)
次の①~④がその4つの工夫であり、赤字は言葉の意味です。本書P52~55をまとめてみました。
①改善「これってもっと~できないかな?」:悪い点を改めてよくすること。
②解決「どうやったら~できるか?」:結果に注目してうまくいっていない状況を処理すること。
③解消「そもそもこれって~できないかな?」:それまであった状態・取り決め・関係などが消えてなくなること。また消滅させること。
④回避「いっそのこと~できないかな?」:悪い結果になることを恐れて、物事を避けようとすること。
この4つを「工夫の4K」と著者は言ってます。
が、ほんとに「工夫の4K」でアイデアを出せますかね。言葉で言うのは簡単ですが、やってみると難しそうです。なんかいい事例がないかなと思っていたら灯台下暗し。ジョセフ・ジョースターの次のシーンを思い出しました。(単行本5巻:ジョジョの奇妙な冒険第二部)
クラッカーに植物油を塗って波紋伝道を100%にした。
これはまさに、4つの工夫の一つ、改善ではないですか!
いや、単なる改善であって、アイデアじゃない!というツッコミがありそうですな。
では、こちらはどうでしょうか。
吉良吉影の存在を知ろうとする者がいることが吉良にとっては問題。そして問題そのものを消すための能力を生み出す。
まさにキラークイーンの第三の能力は、解消のアイデアです。(多分・・・)
素晴らしい。本書の「工夫の4K」は、ジョジョの奇妙な冒険では事例があるのがわかります。アイデア出しの方法として効果的ではないですか!
そのほかにも本書には「今すぐおもしろいをつくれる10の回路」という企画の向けの回路もあるし、なかなかの良書とみました。
そして、こういう工夫が私に足りなかったものであることを改め認識した次第です。
アイデアは子どもで想像して、大人で創造するって素敵すぎるが、、、
つぎは「ささるアイディア。」という書籍です。
結論から言いますと、読んで絶望した書籍でした。書評に騙されないよう購入する際は気をつけなくてはならないと反省しました。はっきり言って、本書を読んでアイデアが沸くヒントなど得られません、読むだけ無駄でした。
なぜなら、登場しているクリエイターの方々のアイデア観が凄すぎたからです。己の無力を思い知りました。まず、一人目の水野学さんの次のセリフでKOされてしまったのです。
要するに、「子どもで想像して、おとなで創造する」ということ。アイディアを考えるって、つきつめるとそういうことなんじゃないかとぼくは思ってます。
ささるアイディア(P27)
いい意味でやばいですよね、この言葉。
汚れた大人の私に、子どものような発想ができるはずなしです。まさに、スラムダンク湘北VS豊玉戦で、流川のジャンプシュートを観た桜木花道の心境ですわ。
凄さを知った。
本書のクリエイターのようになれないとしても、なにかアイデア発想体質になれるヒントはないか?
本書のクリエイターの方々、男女問わず持っていて、私がもっていないものは何か?
努力の量が足りないとか、プロ意識が足りないとか、そういうよく言われる言葉ではしっくりこないものが答えはず。
最初の本、『発想の回路』は、アイデアは工夫から生まれると言ってました。
そして、「ささるアイディア。」のプロクリエイターはそれぞれが自己流の工夫で、まるで命を育て産む女性の出産のように、アイデアを生み出しています。
ん?
工夫と言う字は、「夫」という漢字を使っています。そしてプロがアイデアを生み出す過程は出産のようだと例えました。とすると「妻」という漢字が浮かびます。
「そうか・・・アイデアは、夫妻の結晶?」
まとめ
アイデアは、内なる夫婦の愛では?
私はジョセフ・ジョースターのようなアイデアマンになれるか?
結論、今は無理です。なぜなら自分の中に弱い男しかいないから。しかも5年間前のアイデア記事からコスモを燃やし続けてセブンセンシズに目覚めないセンスの悪さもあります。
プロクリエイターにあって私に足りなかったもの。それは、プロクリエイターたちの取り組みから気づきました。
アイデアは、自分の内なる夫妻の愛の結晶として生まれてくるものだいうことです。だからこそ、工「夫」だけでは駄目で、命(アイデア)を育てる「妻」としての自分も必要なのです。
娘が生まれる日、私は出産への立ち合いを拒否しました。理由は、なんとなく生まれる命を引き受けることが怖かったからです。一人戦う妻の大変さから逃げたのです。その逃げた私と、アイデアを育て生み出す大変さから逃げている私は、本質的には同じなのです。
そんな男ですから、どんなにアイデア本を読んでも、ジョセフ・ジョースターのようなアイデアマンになれるわけがないのです。ジョセフは、仲間のために命をかけれる男。苦しみからは逃げません。私と違って強い男なのです。
命を育て生む女性のような強さ。それこそが私に足りなくプロのクリエイターが持っているものなのだと思います。私は、そういう強さを持たなくてなりません。
だから、本ばかり読んでいてはダメ。もっと、額に汗をかかなければ。(でもそれが嫌だと思うもう一人の私)