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今日は小学1年生の娘の自転車の練習に付き合いました。補助輪なしでは、サドルに座りながら足で地面を蹴る方法ですら前に進めないのが現状です。
やれやれ、時間がかかりそうです。家族サービスですから、もちろん喜んで付き合います。しかし一方で、休日くらいは、自分の学びのために自分の時間を使いたいという気持ちもあります。できることなら、何度も付き合わされることがないよう、今日にでも自転車に乗れるようになってほしいところです。
さて、どうなるでしょう。
目次
子供に自転車の乗り方を教えるコツがわからない
ググってコツを調べる
子供に自転車の乗り方を教えるなんて、簡単そうでできません。
私自身、誰にも教わらず、コケる乗るを繰り返して体で覚えましたから、同じことを娘にさせたいのですが、最近の子は転ぶとやる気なくすのです。そういう時代なのですね。
というわけで、スマホでいい練習方法を教えてくれるページがないかなとgoogle先生に聞いてみたら、ありました。
こちらのページを参考にしてみたいと思います。
バランスを取る練習
最初は私が自転車を後ろから支え押しながら、娘にペダルを漕がせてました。これはバランスをとる練習です。
ときどき、自転車から手を放してみると、怖いのかすぐ止まってしまいます。芝生の上で練習させてますので転んでも大丈夫なのですが、それでも転ぶのが嫌なのでしょう。少しでいいから、手を離した状態でペダルを漕いでくれなくては、上達するわけありません。
そのせいでしょうか。まったく上達する気配がなく、私も腰が痛くなりました。親の私が先に疲れてしまったので、手押しは止めることにしました。
足で蹴る練習
娘に足で蹴って進むよう指示しました。するとバランスがとれずフラフラしてます。
娘の様子を見ていると、できないことが悔しいらしるやる気が失せてきているようです。ここは、やる気がなくならないよう励ますところです。同時に、バランスのとり方もアドバイスしました。
しかし、アドバイスしても、足で蹴って前に進むことができません。できないのはしょうがないのですが、だんだんとやる気をなくす娘に、私もイライラしてきました。
しかし、ここでイライラしているようではいけません。我慢して付き合うのが親の努めと、自分自身に言い聞かせました。
子供の自転車の練習は子供に任せる
一旦、娘に自由にやらせてみることにしました。足で蹴って前に進む練習をするように伝え、横からごちゃごちゃアドバイスするのを止めることにしたのです。
すると、娘は自転車から降りて地面に足で線を引いてます。
「なんの線を引いたのだろう?」そう、疑問に思いましたが、口を出してはいけません。何か考えがあるなら、任せてみます。
娘は自転車に乗り、前に進もうと思考錯誤してます。すると・・・
「あれっ?」
少しずつですが、前に進みはじめました。今回子供の自転車の練習として選んだ公園は、芝生広場があり、その周りをアスファルトの円周が囲ってます。そのアスファルトの円周を、時間がかかりながらも、ぐるっと1週して自分で地面に引いた線まで戻ってきたのです。ゴールです。
なるほど、スタートとゴールの線を引いていたのですね。
気をよくしたのか「もう1回」と言って、再度ぐるっと周ってます。先ほどよりも上手にできてます。急成長です。
そこで、気づきました。私が、横からごちゃごちゃ言い過ぎてたのが、娘ができなかった原因だったのではないかと・・・。
大人だってそうです。単純に「やれ」と命令されただけなら、自分でなんとかするかもしれませんが、やり方までごちゃごちゃ指示されると、混乱したり頭にきたりするかと思います。
例えば、「これやっておいて」だけなら「はい」って聞けますが、「こうして、ああして、違う、そうじゃなくて、こうして・・・」などと、細かいところをごちゃごちゃ言われたら、やる気をなくすでしょう。
きっと先ほどまでの娘は、ごちゃごちゃ言われて混乱していた状態だったのです。しかし、娘に主導権を返したので、娘なりに自分で考え工夫しはじめることで、自分自身で課題を乗り越えることができたのです。
教育とは何か、指導とは何か、娘から教わった気がしました。
子供の自転車練習で成長の邪魔していた犯人
バカ親父の失態
さて、バランスもとれてきたので、再度手押しをチャレンジすることにしました。やはり今度は違います。ペダルを1~3回漕ぐ程度ですが、手を放しても進めるようになってます。
しかしそれ以上になりません。何度やっても数メートル進んだらバランスを崩してしまい、進む距離が伸びないのです。なぜか、数メートル進むと急にハンドルが取られるようになり、バランス崩すのです。
「う~ん、2~3メール進むとでバランス崩すのは、なぜだろう?」
見本を見せたほうがいいのかもしれませんので、娘の自転車にまたがり、ペダルを漕いでみました。
「あれっ?この自転車、前輪後輪の両タイヤとも、まともに空気が入ってないじゃないか!」なんと、タイヤがぼこぼこ状態でした。これでは、バランスが取れなくて当たり前です。
父親としてなんたる失態! 最初からタイヤに空気が入っていなく、自転車がちゃんと進む状態ではないわけですから、いくら頑張っても上達するわけないのです。
まったくもって、馬鹿親父です。今までの教えはできなくて当然なのです。
自転車の空気入れは、たまたま車のトランクに入れてあったので、すぐにタイヤに空気を入れました。これで、タイヤの空気もパンパンです。
そこで、もう一度娘に自転車に乗ってもらい手押しすることにしました。手放ししてみると・・・
なんと、あっさり20メートルくらい進みました。さっきまでは2~3メートルくらいしか進めなかったので、かなりの上達です!
まだ、乗れているわけではないですが、かなり乗れる距離が延びました。娘もごきげんで、できたことが嬉しいのか素敵な笑顔です。こういうときの笑顔を見ると親として嬉しいです。
なんてことはない。娘の上達をさまたげていたのは、父親でした。ごちゃごちゃ口を出したり、ぼこぼこのタイヤに気がついてなかったりと、害そのものだったのです。それなのに私という父親は、上達しない娘に対してイライラしてしまいました。
私が悪いのに本当に申し訳なく思います。
そして、こういうことって、職場でもよくあることだと気づかされました。
自転車の練習を通して娘から教わったこと
自分が教えたことを相手がいつまでも出来なかった時、イライラすることがあります。そんな時、自分の教え方に落ち度があるか、見直すことが少ないと思います。
・やり方まで、細かく指示出しすぎて相手を混乱させてるのではないか。
・相手がちゃんと出来るような状況を作ってあげていたか。
・相手が出来ないのは教えている自分が何かミスしているのではないか。
・相手にわかりやすい伝え方が出来ていたかどうか。
イライラしている場合ではなく、自分の教え方に落ち度がなかったか考え、相手がどうやったら自分自身で答えを見つけることができるか、そんな対応をすることが大事なのです。
今回の自転車訓練は、そんな大事なことに気づくいい機会になりました。
そして家に帰ったとき、もう一つ娘が教えてくれたことがあります。
なるほど、かけてあげる言葉の使い方も大事だということです。これは、娘からもう一つのプレゼントです。
娘の自転車に付き合うことよりも、自分の学びに時間を使いたいなんてとんでもないですね。娘の自転車練習に付き合うことだって、大きな学びになるのです。
愛娘よ、ありがとう。いい勉強になったよ!