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夢とゴールの違いを認識せよ!追い求めるのは夢ではなくゴールだ!|大富豪の仕事術

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「夢が叶うよう頑張ります。」素晴らしい言葉です。夢という抽象的表現であっても、実際はその人なりに具体的な内容があります。例えば、甲子園で優勝する、オリンピックで金メダルを取る、将来サッカー選手になる、ビジネスで成功するなど。

「しかし、夢は非現実的なもの。非現実的なものを目標にするのではなく、現実的な言葉であるゴールを目標にする。言葉の使い方を変える必要がある」目から鱗の考え方です。そんな気づきを与えれくれたのが『大富豪の仕事術』という書籍です。

『大富豪の仕事術』は、ダイレクト出版の本の中でも気になっていた本でした。想像以上に良書だったので、ここで紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

2023年12月末、本書のアフィリエイトは終了しました。

マイケル・マスターソンの大富豪の仕事術|ダイレクト出版

他の自己啓発本と同じで役に立たないのか?

自己啓発本を何冊も読んでいるのに変わらないせいか、自己啓発本を買うことに対しては結構慎重な私。「どうせ買っても無駄だし、買うだけ金の無駄、役に立たないだろう」と思うのですが、でも良さそうな本なら気になってしまうもの。

『大富豪の仕事術』は、購入しようか迷っていた本です。タイトルが「仕事術」だったので単なる自己啓発本とは違うと都合よく自分に言い聞かせて購入してしまいました。

自己啓発本で得た知識は、自分だけでなく誰かに話すことで誰かのためになりますから、個人的に高い価値を感じてしまうため、つい何冊も買ってしまいます。

『大富豪の仕事術』を購入した感想ですが、全体的に良い本でしたので損ではなかったです。普段自己啓発本を読まない人が、本書を購入したいなら、おすすめします。具体的に何をすればよいかが書かれていて役に立ちます。

一方で、自己啓発本に慣れている人には、新しい情報は少ないかもしれません。良書の自己啓発本はだいたいメッセージが共通していますが、『大富豪の仕事術』もそういう良書と同じようなメッセージです。例えば「7つの習慣」を読んだことがある人なら、『大富豪の仕事術』はよい復習本になると思います。

マイケル・マスターソンってどこが落ちこぼれよ

高校生活残り1ヶ月の時点で落ちこぼれだった。これでは駄目だと奮起して、残りの高校生活では大学で優等生になるための計画を立てる。大学生になったら計画を実行。目標通り優等生になる。

このストーリーは、『大富豪の仕事術』P28からP31語られている本人の話を要約したものです。若き日のマイケル・マスターソンのストーリーですが、はっきり言って優秀過ぎますので共感が持てません。

こんなサクセスストーリーは、落ちこぼれのやることとは思えません。優秀な人がやることです。もし高校生の私に同じことをやれと言われても、私にはできません。今の私でも無理でしょう。

最初の段階で優秀な著者に共感が持てなかったことは、読み進めていく上ではマイナスに働きます。

しかし、それでも読み進めていくと他の自己啓発本と同じようなメッセージでありながら、独自の切り口もあり非常に気づかされる言葉が多く、途中から夢中になりました。

以下、個人的によい気づきになったポイントを紹介させていただきます。

人生を変える言葉の使い方、ゴールを目指せ!

最初になるほどと思ったのがP48「ことばの使い方で人生は変わる!」を読んだときです。もちろん「ネガティブな言葉ではなく、ポジティブな言葉を使おう」といったよくある単純なことが書かれていたわけではありません。

まず「夢・ゴール・目標・仕事・課題」という5つの言葉の辞書的な意味を確認するところから始まります。「なぜ、言葉の定義を整理したのだろうか?」と疑問を持ちながら読んでいましたが、P50の説明を読んで思わず、納得してしまいました。

夢に基づいてマスタープランを立ててはいけない。定義にも書いてあったように、夢というのは、空想や妄想と同じことである。夢を追い求めるのは、小学4年生が楽しみでやっているうちはいいが、責任ある大人には、そんな暇はない。

大人がすべきなのは、困難であっても現実的なゴールを追い求めることだ。だから、「夢」ということばを口にしないことにしよう。夢を追いかけるのはムダである。追い求めなければいけないのは、ゴールなのだ。

大富豪の仕事術(P50より)

なるほど、言葉は世界を創ります。どうせ目指すなら非現実(=夢)ではなく、現実(=ゴール)というのは納得できます。間違った言葉を使うことがないよう「夢」や「ゴール」という言葉の定義を確認しておくのはとても大事なことです。それは、スポーツでもビジネスでも同じでしょう。しかも、そのマインド変更はお金も時間もかけずにすぐできます。

さっそく私は夢ではなく、ゴールというように言葉を変えることにしました。このブログの過去記事も「夢」という言葉を使っている箇所があったとしたら、「ゴール」という言葉に変更しなくはなりません。

本書を読み、この考え方が私にインストールされたことは、非常に満足です。誰かに言ってみたいですしね。この点だけでも購入してよかったと思います。

自分のコア・バリューを知ろう

でも、言葉を変えるだけで成功するわけではありません。そんなことで成功するなら成功者だらけになります。言葉を変えるのは成功するために必要な要素のひとつにすぎないわけです。

では、言葉を変える以外にどんなことをしなくてはならないのでしょうか?

それがコア・バリュー、つまり、「自分にとって本当に重要なものは何であるか」を知ることだとマイケル・マスターソン氏は言います。自分のゴールはコア・バリューで決められるため、コア・バリューを知ることが大事なのです。

では、どうやってコア・バリューを知ることができるのでしょうか?

それは、「自分の葬式のときを想像して、家族や友人に自分のどんな話をしてもらいたいか」を考えることです。

そこで、この方法に取り組んでもらいたい。

1.紙を用意して、十字に線を引いて4つに区切る。
2.4つに区切られた上の方に、それぞれ、健康、富、自己改革、社会的な幸福と書く。
3・それぞれのタイトルに合わせて、自分の葬式で自分について言ってもらいたいことを書き込んでいく。

大富豪の仕事術(P57)

こんな感じですが、いかがでしょう。試しに「家族や友人に自分のどんな話をしてもらいたいか」想像してみてください。お子様がいる方なら、お子様にどう言っていただきたいでしょうか?その言葉を想像しただけで、自分の価値感に気づきませんか。

以前読んだ「7つの習慣」のP144、第二の習慣にも葬式をときの言葉を想像するとありますが、「健康、富、自己改革、社会的な幸福」の4観点から想像するというのは、新しい発見でした。こういう気づきがたくさんあるのが『大富豪の仕事術』なのです。

知っておこう。行動に踏み切れない3つの理由

何かやると決めてもどうしても行動できない。あるいは先延ばしにしてしまうのはよくある話です。自慢ではありませんが、私は先延ばしの達人です。

では、「何故、行動に踏み切れないの?」と質問されたとき、その理由について答えられますでしょうか? 多種多様な理由があるとは思いますが、『大富豪の仕事術』では次の3つの理由があげられてました。

・自身がない
人生で成功を味わったことがない人は、たとえ成功を収めるための準備がすっかり整っていても、自分が成功できるとは思えない。
・痛みを避けたい
行動を起こすことは働くことであり、働くことは苦痛を伴うものだと考える人がいる。そういう人のほとんどは、自分が重要と思うことを仕事にする喜びを経験したことがない。
・怠惰
働くことへの不安を別にすれば、人間というものは怠けがちになるものである。怠けるとは、自分がしたいと思うことを、最小限の努力でやろうとすることを意味する。人によっては、もっと楽な道があるだろうと思って、行動に移そうとしない。

大富豪の仕事術(P132)

まあ、言われてみれば「たしかにそうです」としか言えません。では、どんな解決策があるというのでしょうか。それは、正の強化を与えて動機づけすればよいとのことです。簡単に言えば、行動してやりとげたら自分に褒美を与えなさいということです。

これは、多くの自己啓発本でよく言われるアドバイスで真新しさはないですが、正の強化を与えて動機づけすればよいという言い方は行動分析学でよく使われ、実際に本書P133でもB・F・スキナーの言葉を引用されてます。
自分を動かすだけでなく、他人を動かしたいときもあるかと思いますので、行動分析学に関して知りたい場合は、「行動分析学マネジメント」などが参考になると思います。

優先順位を決める3つの質問

逆にエネルギッシュになるのはいいのですが、あれもこれもとやることが多すぎて時間がいくらあっても足りないと思っている方も多いと思います。

そんなとき、どうやって優先順位を決めますでしょうか。本書のP138に、優先順位を決める3つの質問があります。

毎日の課題リストを編集するときに、次の3つの質問を自分に問いかけてみてほしい。

1.「これは、人に任せてしまってもいいものか、あるいは、捨ててしまってもいいものか?」
2.「これを半分の時間でする方法があるのではないか?」
3.「これは、本当に自分の人生をよりよく、豊かに、満たされたものにしてくれる目標に関係しているものか?」

大富豪の仕事術(P138)

『大富豪の仕事術』のP73で、「7つの習慣」の時間管理のマトリックスも紹介されております。あれもこれもで忙しい場合は、この3つの質問や、時間管理のマトクッリスを使いましょう。

落ち込んだときは感情の切り離し

P144「今すぐあなたが感謝したい人のリストを作る」の章では、感情の切り離しというテクニックが紹介されています。「感情の切り離しとは何か」ですが、『大富豪の仕事術』P150~P151の例を引用しますので、お読みいただくとわかると思います。

感情のこだわり
土曜の午後にピクニックに行きたいのに、雨が降っていて残念だ。

感情の切り離し
土曜日にピクニックに行くつもりだったが、天気を予測できないのはわかっているから、晴れればよいという願望を、意識的に切り離す。そしてプランBとして、映画に行くことにする。だから、雨が降っているときには、喜んでプランAを捨ててプランBを実行に移せばいいのであって、腹を立てることも、誰かを残念がらせることもない。これで、あなたは、土曜の午後の禅師となる。あなたがよい手本を示せば、ほかの人もよい気分になる。それは巡り巡って、自分がより幸せになることでもある。

大富豪の仕事術(P150~P151)

個人的には、ここは大事なところだと思います。人は反射的に出来事に対して自動思考や感情が芽生えます。例えば「LINEの返事がない(出来事)、私は嫌われているに違いない(自動思考)、悲しい(感情)」といったように。

出来事をどう捉えるかは自分次第ですから、捉え方を変え、計画がうまくいかなったときのためにプランBを用意しておきましょう。このプランBを用意するについては、「WOOPの法則」が参考になると思います。

問題解決のためにプランBを用意しておく

もし予定を立てていたことが、なんらかの都合でキャンセルになったらどうしますか?

『大富豪の仕事術』のP257には、「プランAをつくるときには必ずプランBもつくっておくのである。」と書かれています。先述した感情の切り離しのとこでも出てきましたが、っ繰り返し登場するあたり強調されてますね。

個人的にもここは大事な点だと思ってます。アクションプランAを作ったときに、プランBを作っておくことは、忘れてしまいがちだからです。仕事にしてもプライベートにしても、予定どおりにうまくいかないことは多いのに、なぜかうまくいかなかったときにどうするかを考えていないことも多いと思います。

目標達成力が高い人になるためにもプランAを考えたときは「プランBを考えておく」を習慣化することにします。

変化に対する考え方

『大富豪の仕事術』を読んで、最も大きな気づきとなったのが、変化への考え方です。

変化を拒むのは愚かだ。変化に抵抗することと、変化を拒むことは大間違いである。その違いが、普通の人と億万長者のような考え方をする人との差になるのだ。

大富豪の仕事術(P291)

鍵となるのは、億万長者のような思考法である。あなたは変化に抵抗すべきときと、歓迎すべきときを見極めなければならない。

大富豪の仕事術(P294)

「変化するのが怖い」から行動できない、行動できないから成功しないのはわかります。しかし、「変化するのが怖い」については、「変化を拒んでいるのか」「変化に抵抗しているのか」掘り下げて考える必要ありました。

この教えも目から鱗です。そして、私としてこの教えを、変化を拒むのは駄目、でも戦略的に変化に抵抗するはよしなのだと捉えかました。(この教えの捉え方は人によって違う気がします)

具体的には、例えば20万払えば100万円儲かる商材があり、それを買えばお金持ちな自分に変化し周りから注目されるとします。この時、「20万払うのは嫌だな」「お金持ちにはなりたいけど、周りから注目されるのは嫌だな」「楽して儲かるなんてそんなことあるのかな」「実は騙されるかもしれないな」など、変化しない理由はたくさんあります。

もし、変化を拒むのであれば、ここでアクションはしません。今後チャンスも来ないでしょう。これは駄目な選択です。だからといって、成功とは変化だと考え、勢いで20万払うのが正解かといえば、詐欺みたいな商材が多い世の中、それも危険な選択でしょうから、よく検討してアクションした方がいいと思います。

しかし、「ここはまだ買うべき時ではない」「今は他に優先すべきときがあるから後にしておこう」「他の購入者が成功するかどうか様子見ておこう」というように、「変化に対して抵抗する」のは、成功のためにはありなのです。

この章の「変化についての考え方」に関する読者の捉え方は多様な気がしますが、私は上記のように捉えましたが、『大富豪の仕事術』を読まれた方は、是非、自分なりの変化に対する考え方を持つ機会にしていただけたらと思います。

大富豪の仕事術 まとめ

少し長くなってしまいましたが、たくさんある気づきの中で一部を紹介させていただきました。自己啓発本は慣れていますが、それでも新しい気づきがあり、なかなかの良書だと思います。

とくにこの本で得た気づきや知識や方法論は、自分の周りの人が悩んでいるときにアドバイスできるものが多いと思います。読書術も紹介されてますし、自分の適性時給を知るという考え方も面白いところです。P60の「7年後のゴールとそれより前の目標を決める」の考え方は、フォーカスリーディング高速学習講座の目標達成方法と似ているので、目標達成方法を模索している方は参考になると思います。

私が今まで読んだ自己啓発本ですが、一回読んでそれっきりでしたし、大事なことも結構忘れてしまってます。『大富豪の仕事術』もそんな一冊になるかもしれません。

ただし、今日ここで書いたことは繰り返し復習します。「成功したいなら、夢という言葉は使うな!ゴールと言葉を使え!」なんて誰かに言いたいものです。価格が高い本ですが、自分を通して誰かに役に立つ言葉を届けることができるならば、買って損はなしです。

また、当たり前だと思いますが、成功したければ入念な準備と努力が必要ですね。『大富豪の仕事術』を読むともの凄く伝わります。まぐれで成功なんて、期待しない方がいいのです。

当初の期待以上に、気づきが多く面白い本でしたので紹介させていただきました。

 

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