なんとなくテーマが決まってもどう書いてよいか悩んでしまいます。とりあえず書き進めてみても、なかなか文章が広がりません。そんな文章に関するの課題は、仕事でもブログでも同じですね。誰もが一度は経験する共通の悩みだと思います。
どこから書くか何を書くか、ただ悩んでるだけだと、いたずらに時間が過ぎていきます。リサーチも、書きながらやっているようでは、非効率です。
「もし、いろんな文章を今よりもっと速く書くことができたら、どれだけ楽だろうか・・・」そんな課題を抱える私に、「速く書けるよ!任せとけ!」まるでそう言っているかのように、颯爽と現れた本があります。
それが、今回紹介する「10倍速く書ける 超スピード文章術」です。
目次
「10倍速く書ける 超スピード文章術」について
ブログのネタが思いつかない
「よぉし、頑張って記事を量産するぞ!」
ブログ作成時は、たくさん書けるつもりでいました。しかし、実際にブログを始めてみると、コンテンツにしたいネタがなかなか思いつきません。また、ネタがあってもすぐに文章化する力もありません。
こういうことが続くと、だんだんと書くことが嫌になり、「しょうがないよ。仕事が忙しいから・・・」と、仕事のせいしてしまう弱き心が現れます。自分のせいなのに仕事のせいにしていると、自己嫌悪に襲われます。ブログをやめようと思うことも増えました。
「まだ始まったばかりだし、ここで逃げちゃ駄目だ。忙してくても続けている人はいるのだから・・・」
仕事しながらでもたくさん記事を書いている人がいるなら、何か方法があるはず。その方法を調べて真似したほうが、上達が早い気がします。自分のアウトプットの場としてブログを作ったわけですから、ここは達人から学んで苦難を乗り超えていかなくてはなりません。
ブログのネタをどう集めるか
ブログのネタをどう集めるか? 個人的に大きな課題ですが、記事作成はそれだけではありません。書くネタがあったとしても、書き終わるまでに時間もかかります。つまり、ネタがあるかどうか以外にも時間という課題があるのです。
そんなブログのネタ集めや記事作成の課題解決に取り組むため、私の記事作成プロセスの流れをチェックすることにしました。そこで、次のように課題を整理することができました。
①ブログのネタ探し作業に時間がかかること
②ブログの記事の構成がグダグダ
③ブログの記事を書き終えるまで時間がかかること
④ブログの記事の書き直しに苦労すること
⑤アイキャッチ画像を探したり選んだりする時間がかかること
①~⑤のような課題があったのですが、このプロセスのうち②~④は、こちらの記事で紹介した本で解決の目処がたちました。
あとは「①ブログのネタ探し作業に時間がかかること」を解決です。「ネタをどう集めればよいのか、リサーチの方法は?」そんな課題解決のため、本屋に探しにいった結果、偶然目に飛び込んできたのが、「10倍速く書ける 超スピード文章術」だったのです。
10倍速く書けるって本当か?
思わず、タイトルに惹かれました。コピーライティングを勉強している今なら見向きもしないタイトルですが、まだコピーライティングを勉強していない時期でしたので、あっさりタイトルに負けてしまいました。
「本当に10倍も速くなるのか?」とりあえず、「はじめに」を読むと・・
そして、フリーランスになって23年間、私は1度も〆切を破ったことがありません。
「10倍速く書ける 超スピード文章術」(P5)
著者の上坂徹さんは、この〆切をやぶらないスピードに自信あるのでしょう。そのノウハウを伝える本というのがわかりました。これは、迷わず購入です。まさしく今の課題解決へのソリューションではありませんか。
素材文章術によるブログのネタ集め
素材文章術とは何か? 簡単に言えば、速く記事を書くには準備次第。さっさと素材を集めてしまおうというのが著者のアドバイスだとわかりました。そして、素材というのは、次の3つです。
①独自の事実
②エピソード
③数字
書こうと思ったネタ、テーマについての素材を、上の3つを意識して集め、箇条書きでメモしていきます。
この「箇条書きにする」が、個人的にはポイントでした。なぜなら「Dynalist」というアウトライナーを使っている私は、この箇条書き作戦との相性がよかったのです。
もちろん、アウトライナーを使っていなくても同じだと思います。実際にためしてみるとわかります。上記の素材3つを箇条書きするやり方は、かなりネタを集めやすいです。
ブログ記事を速く書くポイント
また、この素材文章術で語られるさまざまな教えのうち、次の①~③は押さえておく必要があります。
①新聞だって9割が素材である
素材(独自の事実、エピソード、数字)だからこそ紙面を埋めれます。感情的なことは基本的に書かないでしょう。一旦、テーマを決めたら、リサーチしながら素材を集めてみましょう。集めたあとで自分の感情を書けば、そこそこの文章量になると思います。
②どう書くかではなく、何を書くかだ
これは、コピーライティングに通じるものがあります。というか、コピーライティングと同じですね。コピーライティングを勉強しているとよく聞く言葉です。自分が何を書きたいかではなく、読み手が何を読みたいかです。読み手が読みたいものを書く必要があります。
③箇条書きで書こう
正直、箇条書きの破壊力に驚いてます。どんなことに対して破壊力があるかと言うと、私の怠け根性を破壊する力があるのです。なんとなく書く気にならないときは、まず箇条書きをしてみます。するとだんだんと集中してきて、書く気になってきます。これは『10倍速く書ける 超スピード文章術』を購入して実践することにより、身につけたコツです。
この3つのポイントは、速く書くコツであることは体験することでわかりました。是非あなたも試してみていただきたいと思います。
「10倍速く書ける 超スピード文章術」まとめ
これでブログの記事もネタ切れなし
個人的には素材文章術を参考にして、積極的に取り入れてます。本書では、まだまだ著者のテクニックが紹介されており、あなたにも役に立つテクニックが学べるかもしれません。
また著者の上坂徹さんは、2018年9月に発売されていた↓の本でも「スピード文章術」を執筆されていましたので、ご参考にしてみてください。
役に立たないと思っていたけれど
実はこの『10倍速く書ける 超スピード文章術』、正直言いますと最初読んだとき、外れだと思いました。割と当たり前のことが書かれているからです。本だって通勤時間を利用した読書で、2日くらいで読み終わってしまいました。
それにどう考えても10倍にはならないでしょう。なぜならタイピングのスピードまで速くならないからです。
ですが、『10倍速く書ける 超スピード文章術』というタイトルにつられて購入してよかったです。その後、私のライティング生活のおいて大活躍することになるわけですから・・・。
とりあえず試してみたら
と、いうのも、素材を「①独自の事実、②エピソード、③数字」の観点で集め、箇条書きで書いておくというのは、すぐに身に付けることができるノウハウでした。試してみるとサクサクと箇条書きが増えていきます。
簡単なことだと思われるかもしれませんが、何気に言われなきゃ気づかないことです。内容やボリュームだけでなく、すぐにアウトプットできることは、いい本の条件だと思います。
何冊も買った文章術の本の中でも、『10倍速く書ける 超スピード文章術』は即効で実践できる本でしたので、今回紹介させていただくことにしました。
深夜にブログを書いている方は、是非読んでみてください。速く寝れるようになるかもしれませんよ^^
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